ドラッグストアがトイレットペーパーを外に積むのはなぜか?
目印にもなってるよね。
日に日に気温が下がっていく季節。寒さに慣れず体調が不安定な方も多いかと思います。筆者も毎年苦労するので、今年こそは健康のままで過ごしたいところです。
さて、こうした時期に感染症の予防のためにマスクを買ったり、薬を買ったりするのは、やはり薬局やドラッグストアでしょう。
外に並ぶトイレットペーパー!
ところで、このような光景を見たことはありませんか?
そう、ドラッグストアの軒先にはなぜかトイレットペーパーやティッシュ、キッチンペーパーなどの紙類が積まれがち。郊外型店舗だとそうでもないかもしれませんが、都市部だとよく見かけます。ついついキッチンペーパーと間違えるのもたまにやりますね……。
万引きされる可能性があったり、雨が降ったりと、商品を外に積んでおくリスクも当然あります。
わざわざトイレットペーパー等を外に陳列するのは、何のためなのでしょうか。
場所がない、だけじゃない!
薬局・ドラッグストアを運営する「ココカラファイン」に、この謎について質問してみました。
―――トイレットペーパー等を外に陳列しているのはなぜでしょうか。
ココカラファイン:いくつかの理由が重なり店頭・店外に陳列しております。都市部の店舗は、店舗自体が狭小で店内に陳列することが難しい店舗もあります。
一番の理由は、購入頻度が高い商材の為、お客さまに気付いていただき購入を促進することだと思います。
あくまで理由は1つではないとしつつも、大きく2点に集約されるようです。
お店にも消費者にもありがたい配置
紙類は誰もが定期的に購入する消耗品。帰り道に積まれているのを見れば、「そういえばもう少しでなくなるんだっけ」などと思い出すきっかけになりそうですね。
また、積まれている光景のボリューム感からしても、トイレットペーパーはかさばるので、店内で陳列できる数には限りがありそうです。在庫の回転が早い消耗品ならなおさら、お店の外にも並べて多くの在庫を持てるようにするのが得策なのでしょう。
物を売るお店ではどこも、商品の陳列に非常に気を配っているものです。みなさんが当たり前に思っているような風景も、実は「こうすればもっと売れる」という商売の工夫なのかもしれません。
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