「娘が欲しがっているおもちゃがわからない……」→ ネットに住まうサンタが知識を集結! 虫好きの女の子を笑顔にする
現代のサンタクロース。
「娘が欲しがっているおもちゃがわからない……」クリスマスを目前に控えた12月のある日、危機に直面したお母さんを助けたのはTwitterに住まうサンタたちの集合知でした。
事の発端は6歳の娘を持つ@mghnsosさんの「どなたか、助けてくだされ…」「娘が、サンタさんに“昆虫大学で見た虫のおもちゃお願いする”と今朝言いまして。母にはなんのことやら皆目検討ござらん…」というツイート。昆虫大学とは2018年10月に開催された虫好きクリエイターによる展示イベントで、作品の販売も行われていました。どうやら娘さんは会場で見かけた虫のおもちゃを欲しがっているようなのですが、情報が乏しく特定まで至りません。そこでTwitterで助けを求めたというわけです。
助けを求めるお母さんの切実な声に対して、リプライ欄には次々と情報が集まります。「ハッシュタグ#昆虫大学で検索してみてはいかがでしょうか」と、特定するための方法をいっしょに考える人。会場で見かけたそれらしき商品の画像を送る人。ひとつひとつは確信を得られるものではありませんでしたが、mghnsosさんはそれらを統合し、少しずつ答えに近づいていきます。
まずはアドバイスに従い、ハッシュタグで当日のツイートを検索するmghnsosさん。お目当てのおもちゃの写真が無いか娘さんに確認しますが、首を横に振るばかりで、最終的には「サンタさんなら知ってる」と言い残して登校してしまいます。
ですが写真が見つからなかったことはヒントにもなりました。というのも、リプライで情報が寄せられていた「トカラマンマルコガネ」のフィギュアは、イベント開場後すぐに完売していたため写真に残せた人が少なかったのではないかという予測がたったからです。
さらに、他の人のアドバイスに従って「ほしいもの」を紙に描いてもらうと、そこにはかわいらしく丸まった生き物と「脚は6本」というヒントが。これはマンマルコガネで確定……!
娘さんが欲しがっていたマンマルコガネのフィギュアは原型師のはにわや工房さんによる作品。取扱のあるうみねこ博物堂のオンラインショップに問い合わせることで、なんとかクリスマスまでにプレゼントを間に合わせることができたのでした。
クリスマスのツイートにサンタが集結し、女の子の夢を叶えたステキなエピソード。プレゼントに対する娘さんのリアクションについてmghnsosさんに尋ねたところ「娘は飛び起きて、靴下の中を確認し、喜びのあまり倒れこみ歓喜の声を上げておりました。その後パパを起こしに行くと15分ほどかけてマンマルコガネの素晴らしさと、フィギュアの凄さを説明しておりました」とのことです。虫が大好きな娘さんは、今回ゲットしたマンマルコガネ以外にもクマムシやディノポネラ(アリ)、ツノゼミがお気に入りなのだとか。
なお、うみねこ博物堂の「トカラマンマルコガネ」フィギュアは現在売り切れており、次回入荷は未定となっています。
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