山形県鶴岡市の致道博物館公式Twitterから、クリスマスにふさわしいすてきな知らせが届きました。以前ご紹介した30年前の落とし物であるドナルドナックぬいぐるみ(関連記事)に、恋人であるデイジーダックのぬいぐるみが届いたのです。ワーオ! ハッピーメリークリスマース!!
このドナルドダックのぬいぐるみは、博物館の駐車場に落ちていたもの。12月7日に「30年経ったいまも大事にお預かりしています」とツイートしたところ、3万回近くリツイートされるなど拡散されました。
それから2週間が経過した12月21日、致道博物館にドナルドダック宛てで小包が届きます。中身は恋人のデイジーダックのぬいぐるみで、「30年間ひとりぼっちだったドナルドへ」「これからはデイジーと二人仲良くね」というメッセージが付いていました。
今回のデイジーぬいぐるみのプレゼントについて、致道博物館のTwitter担当者に話を聞いてみました。
―― 送り主はどんな人なのでしょうか。
致道博物館:東京都で、ディズニー好きのかたです。
―― 届いてどう思いましたか。
致道博物館:SNSの力というのはすごいなと。温かい心に感謝しています
―― 前回拡散されてからドナルドダックの持ち主は見つかりましたか。
致道博物館:まだ連絡はありません。
―― ドナルドの様子や今後に2人についてはどうでしょうか。
致道博物館:ドナちゃん(Twitter担当者のドナルドぬいぐるみの呼び方)の表情も違って見えてきました。喜んでいるようで涙目にも見えます。2人は昭和のドナルドと平成のデイジーという感じで、ペアルックとまでは行かないけれどもマフラーぐらいは作ってあげれたらいいなと検討しています
―― 注目されたことについてはどう思いますか。
致道博物館:ドナルドで注目されているが、博物館自体にも興味を持ってもらえるとうれしいです。庄内地方の歴史などの展示をしており、館内には重要文化財も3棟あるので、ぜひ来てほしいです。ドナちゃんもお待ちしています。
聖夜にぴったりなロマンチックな今回のプレゼント。ディズニーファンの粋な計らいが、多くの人に感動を届けたようです。
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