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人生の最期をテクノロジーで体験 終末感あふれる「走馬灯VR」登場

思い出の映像にFacebookを使う発想よ。

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 人間は死を覚悟した瞬間に、走馬灯のように今までの思い出がよぎるといいます。一体どんなものなのか興味のある方は多いと思いますが、死ぬ寸前まで行くというのは難しいもの。そこでテクノロジーの力を使って走馬灯を再現しようと開発されたのが、「走馬灯VR」です。技術を持ったネクロマンサーかな。

動画3時間58分辺りから
西尾維新感があるというかまんま

 「走馬灯VR」が発表されたのは、秋葉原UDXで開催された「Yahoo! JAPAN Hack Day 2018」の発表内。制作したのは、チームゾクゾクです。

 仕組みは、Facebookにログインして思い出の写真を取得し、顔認証システムの「Microsoft Azure Face Api」を使って喜怒哀楽あふれる写真を抽出してVRに映像を流すというもの。そこから思い出を持ってくるとは……。なお、VR機器はOculus Goを使用しています。

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なんかとても楽しそうなイメージ映像
「走馬灯VR」の仕組み

 また、走馬灯なので“死”のシチュエーションが必要ですが、VR内ではUDXの屋上から間違って落ちてしまうところが繰り広げられます。発表内では運悪く屋上から落ちてしまったエンジニア鈴木さんの最後の瞬間の物語が実演されたのですが、ビルから落ちていく途中でピタッと止まってからFacebookの写真が走馬灯のように流れていき、終わったと思ったらまた普通の速度で落ち始めていました。世界がスローになると聞いていたのですが完全にストップしていますね……。

実際の「走馬灯VR」の映像。うわぁぁぁ落ちるぅぅぅ!
ピタッと止まって駆け巡る思い出たち(Facebookの写真)
そして再度落下。さらば鈴木さん……

 このいろいろとシュールな「走馬灯VR」は、見事Hack賞を受賞しました。

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