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「シンカンセンスゴイカタイアイス」って何であんなに硬ったいの? メーカーに聞いてみた(1/2 ページ)

新幹線に乗ったら食べたくなる。

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 「シンカンセンスゴイカタイアイス」をご存じでしょうか。


シンカンセンスゴイカタイアイスはおいしい

 そのハンパない硬さから、ネット上でこんな名前で呼ばれている「新幹線の車内販売/ワゴンサービスで売っているアイス」のことです。新幹線に乗り、ワゴンを押すパーサーさんを見かけるとつい食べたくなります。また、普段新幹線には乗らない人も、このウワサを耳にして「そこまで硬いといわれるアイスって何なの?」と興味を持っている人も多いでしょう。

 そのハンパない硬さから、なんとJR東海とJR西日本まで「1年分の新幹線車内販売アイス&あずきバー食べ比べセット」が当たるブッ飛んだキャンペーンを行ったほどです(関連記事)

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東海道山陽新幹線・スマートEXキャンペーンの景品となった「スジャータアイス VS あずきバー 1年分」 やばいですよこの量

 なぜシンカンセンスゴイカタイアイスは「スゴイカタイ」のでしょう。どうすれば上手に食べられるのかを調べました。

新幹線アイスはなぜすごく硬いの?

 シンカンセンスゴイカタイアイスの正式名称は、「スジャータ スーパープレミアムアイスクリーム」といいます。製造メーカーのスジャータめいらくグループに聞きました。

 硬さの理由は大きく分けて2つ。スジャータ スーパープレミアムアイスクリームは、車内販売のために作られた新幹線専用の商品。車内販売で売り歩く間に溶けてしまわないように、一般的なアイスクリームよりもオーバーラン(空気含有量)を少なくしています。そのためにかためになり、そしてこれが高級感のある濃厚な味わいにもつながっています。あの硬さと、“普通のアイスとはちょっと違う”クセになる味わいは表裏一体だったのか……!

 もう1つは、鉄道事業者側が販売においてドライアイスを使った温度管理を徹底していること。「ときにはガッチガチ、でもあるときはちょっと溶けていた……」なんていう揺らぎはありません。いっつも硬いです。だからいつ買っても変わりなくおいしいのですね。


東海道新幹線・N700系(写真:JR東海)

実は新幹線以外でも買える! 新幹線アイス豆知識

 スジャータ スーパープレミアムアイスクリームは原則として新幹線用商品ですが、新幹線に乗らずに買える場所も幾つかあります。

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 1つは在来線特急の車内販売。JR東日本の場合は、新幹線の車内販売と同じ「日本レストランエンタプライズ」が車内販売を担当している東海道線の「スーパービュー踊り子」などでも販売しています(2018年12月の取材時点)。

 もう1つは駅のホーム売店です。東京駅など一部の新幹線停車駅では、ホームの売店でも新幹線アイスを取り扱っています。新幹線アイスを食べるまで待つ時間が切ないならば、ちょい溶けまでの時間を見計らって「あらかじめ駅売店で買っておく」のですね。

 また、新幹線に乗る機会はないけれどなんとか食べたい人も、入場券を買えば夢が実現するかもしれません。ただ、ホームの売店ではスーパーやコンビニにあるような一般的な冷凍アイスケースに入れられているためか、車内販売のものほど硬くないことがあるようです。


新幹線停車駅のホーム売店でも扱っていることがある
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