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走れないなら歩けばいいじゃない ヒュンダイが“歩くクルマ”「Elevate」発表、自動運転EVとして開発(1/2 ページ)

見た目はちょっと不気味だけど、実は結構いいヤツかも。

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 韓国の自動車メーカー・現代自動車(ヒュンダイ)は、四足歩行ができる自動運転EVのコンセプトカー「Elevate」を、家電見本市「CES 2019」で発表しました。


Elevate(写真:現代自動車、以下同)

 Elevateはロボットの脚の先端に車輪を付けたような構造になっていて、まさに“歩くクルマ”と言える姿をしています。

 舗装された道では脚を折りたたんで、通常のクルマと同様にタイヤで走り、悪路や段差のある場所では四足歩行に切り替えて移動できます。

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車輪での走行とロボットのような歩行を組み合わせ、段差や悪路にも対応する。走行、歩行の切り替えだけではなく、数種類のモードも

 オフロードを走行する時は少しだけ脚を伸ばしてサスペンション構造の一部として利用することで、悪路でも車体を水平に保ちながら人や荷物を運べるようにするほか、四足歩行では哺乳類と爬虫類の動きを再現した2種類の歩き方を使い分け、さまざまな地形に対応するなど、走行と歩行の切り替えだけでなく、状況に合わせて切り替えられる数種類のモードも搭載されているそうです。

[Hyundai at 2019 CES] ELEVATE : Walking Car Concept(YouTube/HyundaiWorldwide)

非常時のレスキュー車両や、タイヤでの移動が難しい雪道での利用も想定

 一見すると奇抜な乗り物ですが、ヒュンダイはこれを「Ultimate Mobility Vehicle(UMV)」と定義して、これまではオフロード車でも走行できなかったような過酷な地形に対応できる次世代モビリティとしています。

 例えば、地震や津波などの災害時に普通のクルマでは入り込めない場所へと救助に向かったり、雪道でスタックしても自力で抜け出せるタフな輸送手段として使ったり、階段や段差を軽々と乗り越えられることを活かした「足の不自由な人を玄関まで直接迎えに行けるタクシー」などの用途が検討されています。

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