スープラ復活、美しい新型Mazda3…… 東京オートサロン2019で見た「期待の新型車」5選:東京オートサロン2019(2/2 ページ)
2019年は楽しそうなスポーツカーが続々登場、胸熱ですよ。
うぉぉ、GRじゃなくて“最強”チューニングのGRMNかよ! ガッツリMTの「マークX GRMN」
トヨタのモータースポーツ部門「TOYOTA GAZOO Racing」が手掛けるスポーツカーシリーズ/チューニングブランド「GR」の新作として、「マークX GRMN」が東京オートサロンの開幕に合わせて発表されました(関連記事)。FR(フロントエンジン・リアドライブ)の駆動方式を持つ上級セダン「マークX」をベースに、GRシリーズの中でも最強仕様にチューニングした「GRMN」に仕立てた限定モデルです。
318馬力の3.5リッターV6エンジンに強化し、通常モデルにはもはや設定さえもない6速MTを組み合わせだけでも過激なヤバさや怖さを感じます。さらに、増しスポット溶接でボディー剛性をより高め、電動パワーステアリングのフィーリングも煮詰め直すなど、メーカー純正のコンプリートカーならではの徹底した改造が施されています。
……ノーマルのマークXとは“魔改造レベルで違う車両”になっているのではないでしょうか。販売は350台限定。受注開始は2019年3月11日で「成約順」だそうです。ちなみに、以前販売された「ヴィッツ GRMN」はその超絶ホットな仕様で瞬殺でした。350台なんて、今回も瞬殺でしょうね……。
まさかのダイハツGR仕様!? 「コペン GRスポーツコンセプト」
GRシリーズではもう1台、会場で注目を集めていた車両があります。トヨタ車ではなく、同社傘下のダイハツ車をベースにした初のGRシリーズ「コペン GRスポーツコンセプト」です(関連記事)。
ダイハツの軽オープンカー「コペン」をベースに、TOYOTA GAZOO Racingによるボディー剛性の強化や足回りをチューニングし、内装もレカロ製スポーツシートなどで性能アップ。外装も他のGRシリーズに準じたスポーティなデザインに仕上がっていました。これは普通にカッコイイですね!
会場では、トヨタブースにホワイト、ダイハツブースにレッドと、計2台のGRコペンを披露。今回はあくまで参考出品としながらも、両ブースの説明員によれば「もちろん市販前提」といううれしいコメントも。近日の登場に期待すべき1台でしょう。
インプレッサ×STIも熱い!「インプレッサ STIコンセプト」
かつて世界ラリー選手権(WRC)などで活躍し、三菱自動車の「ランサーエボリューション」シリーズと高性能なターボスポーツ四駆車で人気を二分した「インプレッサ」。昭和世代、頭文字D世代の皆さんはよくご存じだと思います。
さて、スポーツモデル「インプレッサ WRX STI」の流れをくむホットモデルは、スポーツセダン「WRX STI」(関連記事)として独立しました。その一方で、5ドアハッチバックは「インプレッサ SPORT」、4ドアセダンは「インプレッサ G4」として展開しています。インプの車名こそ残ってはいるものの、当時の「ぶっ飛び高性能」なイメージとは違う車種になり、またスポーツモデル不在の状況に一抹の寂しさを感じている人は少なくありません。
2019年のSUBARUはどうでしょう。モータースポーツ部門「スバルテクニカインターナショナル(STI)」がインプレッサ SPORTをベースにした「STIコンセプト」を参考出品しました。カスタム内容やWRX STIの存在を考えると、本格的なスポーツ走行のためのモデルというよりは、レヴォーグやWRX S4に設定されているようなライトチューンの「STIスポーツ」に近いと考えられます。
もっとも、往年のインプの代わりならばWRX STIとか限定の超ホットモデル「S」シリーズ(関連記事)があります。前述したトヨタのGRや、日産のNISMO仕様、ホンダのModulo仕様など「普段は家族用。でもたまに一人で熱くなれる」とするディーラーで注文可能な純正チューンモデル、需要は2019年もかなりありそうです。
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