SUBARU(スバル)は7月19日、スポーツセダン「WRX STI」にスバルテクニカインターナショナル(STI)によるチューニングを施した特別コンプリートカー「TYPE RA-R」を発売すると発表しました。価格は499万8240円から。500台限定の受注生産となります。
WRX STIは、世界ラリー選手権(WRC)などでの活躍で一世を風靡した「インプレッサ」シリーズから独立した高性能志向のスポーツセダン。スポーツリニアトロニックCVTを採用する兄弟車種「WRX S4」に対し、WRX STIは6速MTのみ、標準仕様でも308馬力と、走りや運転する楽しさを求めるドライバーのための車種です。このそもそもホットな仕様のWRX STIへ、さらに走行性能を高めるパーツを搭載し、軽量化と高出力化を施したコンプリートカーが今回の「TYPE RA-R」です。
RA-Rという称号は、WRX STIの前身である「インプレッサ WRX STI」時代から、特別な限定車だけに冠されてきたものです。WRX STIをパワーアップした限定車には2017年に登場した「S208」(関連記事)があります。限定台数の450台は“瞬殺”だったそうです。“性能と質感を実現した究極のドライビングカー”としたS208に対し、TYPE RA-Rはより純粋に走行性能を突き詰めたとし、より本気度の高い仕様としたことが大きな特徴です。
TYPE RA-Rは、S208と同等の329馬力の水平対向エンジン(ボクサーエンジン)を搭載し、車体重量はS208比でも30キロの軽量化を実現しました。TYPE RA-Rのために専用開発したダンパーやスプリング、ブレンボ製のブレーキシステムなどを装備します。ボディーカラーは、WRブルー・パール、クリスタルホワイト・パール、クリスタルブラック・シリカ、ピュアレッドの4色です。
これは本当に楽しそう! 今回も瞬殺かもしれません……。
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