コラム
【マンガ】ヘアバンド「カチューシャ」が海外では通じない理由
もともとはロシアの女性の愛称。
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「カチューシャ」といえば、アルファベットの「C」の形をしたヘアバンド。実はこの言葉は、もともと「エカテリーナという女性名の愛称」を指し、海外では通じないといわれています。
では、どうして日本では、この愛称がアクセサリーの一種を指すようになったのでしょうか。
解説
一説によると、ヘアバンド「カチューシャ」の由来は、大正時代に大ヒットを記録したある舞台だといわれています。ロシアの文豪・トルストイによる長編小説「復活」を、作家・島村抱月による脚色のもと上演されたもの。
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同作には「カチューシャ」と呼ばれる女性主人公が登場するのですが、その人気ぶりがすさまじく、若い女性のあいだで「カチューシャ髪」というヘアスタイルが流行し、学校では劇中歌「カチューシャの唄」が禁止されるほどだったとか。
説に従うと「こうしたブームの中で、C字型のヘアバンドが『カチューシャ』と呼ばれるようになった」ということになります。ちなみに、当時は「カチューシャくし」「カチューシャ指輪」「カチューシャリボン」といった便乗商品まで現れており、何というかカオスな状況だったようです。
主要参考文献
- ロシア語:カチューシャって?(ロシアエクスプレス)
- 「カチューシャ」のリボン : 島村抱月脚色『復活』受容の一側面(早稲田大学/井内美由起氏)
おまけマンガ
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