「うちに突然ムーミンがやって来た」から3カ月。ムーミンのいる暮らしって、どうですか?:ムーミン日記(2/2 ページ)
ムーミン、うちにも来てほしい。
12月、ムーミンのいるクリスマス
今日はクリスマスイブだ。
夫と一緒に過ごすのは、何回めだろう。一応慣例にのっとって、お互いにプレゼントを贈りあうことにしている。今年は2人ともメガネを新調しようということで、そろってメガネを買いにゆく。田舎町なので、メガネ屋さんは結構とおい。車を1時間走らせて、海の近くのデパートにやってきた。
アレでもないコレでもないと悩みに悩んで選んだメガネが手元に渡ったときにはとっぷり日も暮れ、今夜はお総菜でいいねとお寿司やから揚げやらをデパ地下で買って急いで帰る。
3人でフィギュアスケートを観ながら、お総菜をつつく。
翌日はすこしだけはりきって、クリスマス・ディナーを。
1月某日、お正月ムードの中で
あけましておめでとうございます。
年末年始はトーキョーシティーに帰り、それぞれの実家で好きに過ごすというフリースタイルなお正月。久々に会う友だちや、親戚からムーミンのことをいろいろ聞かれる。そう、なんか突然ね。うんでも今はけっこう馴染んじゃって。帰るのかなあ、いつかは。わかんないけど、多分まだしばらくはいると思う。
自宅に帰ってくると、ムーミンが頭のうえにみかんを乗せている。なに食わぬ顔で……。もしかして、鏡もちということなのだろうか。お正月ムードを盛り上げてくれているのかもしれない。日本の文化、ネットで調べたのかな。
1月某日
お正月ムードもすっかり町からは消えてしまって、ただただ寒い鈍色の空である。
さむいさむいとつぶやきながら買い物から帰ってくると、ムーミンがうす暗い部屋にうつむいてじっと何かを見つめている。
近寄ってみる。
あっ、これはカニカマ。ええと、そうカニ風味の、かまぼこ。ずいぶん時間は経って小さくなっちゃったけど。なぜこんなところに。えっもう少し置いて観察してみたい? 捨てないの? ムーミンさん、これはさすがに捨てましょうよ……!
こんなふうに、3人のなんでもない暮らしは今もつづいています。
あらためてムーミン、ようこそ我が家へ。
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何度も悩んで、今でも教壇に立っている。
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