ロッテのガムの包み紙、おしゃれな「折り紙用紙」に　「ステキなデザイン」「折りたくなる」とSNSで心つかむ

　ロッテのロングセラーガム「グリーンガム」「クールミントガム」の包み紙が、最近になって「折り紙」仕様に変わっている。そんな写真がTwitterで1万6000リツイートされるなど注目を浴び、「ステキなデザイン」「心つかまれた」と評判を呼んでいます。

　「折り紙」仕様の包み紙は、点線に沿って切り取ると正方形の折り紙用の台紙になるデザイン。「グリーンガム」ならイメージカラーである深緑と黄緑と白を基調に、ペパーミントの絵や「GREEN」の文字を使ってさまざまな模様が描かれています。「クールミントガム」なら、青と黄と白の3色、ペンギンと三日月と「COOL」の文字です。昔からおなじみのカラーとモチーフが、華やかな柄の折り紙になっているのはなんとも物欲に駆られます。

　編集部で現物をゲットしたところ、1箱9枚のうち7枚がデザインの異なる折り紙仕様になっていました。クールミントガムなら三日月を4つ組み合わせて花柄になっていたり、小さくドット状に並べたり、同心円状に配したり……とさまざまなパターンがあって、これを細工していろんな遊びをやってみたくなります。早速、鶴や手裏剣、やっこさんを折ってみました。

　ロッテ広報部に取材したところ、この折り紙仕様のロッテガムは2018年秋（9～10月）に生産し、店頭に前デザインの在庫がなくなり次第順次切り替えているとのこと。「グリーンガム」「クールミントガム」だけでなく、「フラボノガム」「梅ガム」「ブルーベリーガム」「フリーゾーンガム（ハイミント）」「フリーゾーンガム（レモン）」、合わせて7商品の内装紙を、「ロッテおりがみ部」シリーズとして順次展開しているそうです。

　「グリーンガム」は1957年発売、「クールミント」は1960年発売ですが、包み紙を折り紙仕様にするのは初の試み。企画した経緯について広報部は、「若い方からシニアの方まで幅広い世代のみなさま、三世代でご愛顧いただける商品ですので、ガムを食べるだけでなく、噛んでいるときや噛んだあとにも何かお楽しみいただけないかと考えました。そこでどの世代の方もなじみのある、日本の伝統文化である『折り紙』をモチーフにしました」と説明します。

　そもそもガムの包み紙については、「折り紙にして、楽しんでくださっている方もいましたし、折り紙は身近なものだと思っています。今回、点線などをつけて、手軽に折り紙にトライできるようにしました」と、折り紙との親和性を感じていたとのこと。デザインも各ブランドが持った特徴を生かしながら、「折ってみようかな」と思ってもらえるよう工夫を凝らしたそうです。

　Twitterではデザインに対し「ちょっと買ってこよ」「何これステキ」「すごく好きな色合いと柄！」「普段ガム食べないけど買わなくちゃ」「コレクションしたい」など、まさに「折りたくなる」「集めたくなる」声が続出していました。

　反響について広報部は、「多くのお客様が、丁寧にきれいに折り紙をしてくだっていて大変うれしいです。また、これらのお客様の投稿がSNSで話題になっていると伺い、予想以上の反響に担当者一同とても喜んでいます。ありがとうございます」とコメント。「今後も、ガムをおいしく噛んでいただくだけでなく、ガムの包み紙などでもお楽しみいただけるよう新しい企画も考えていきたいと思います」（広報部）

　なお折り紙デザインは順次切り替えのため、店頭にはまだ前デザインのガムが残っているケースもあるそうです。ロッテ公式サイトでは「ロッテおりがみ部」が開設されており、本始動は春頃を予定しています。グリーンガムやクールミントガム以外のガムがどんな折り紙用のデザインなのか、収集欲がかき立てられる……！

（黒木貴啓）