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錯視が動いて見えたら「心理的問題がある」Twitterで拡散 研究者は「関係ない」とコメント

同様のうわさは過去にも流行していました。

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 錯視画像が動いて見えたら「心理的に問題を抱えている」とするツイートが拡散されています。錯視研究の第一人者である立命館大学の北岡明佳教授によると、この錯視画像が動いて見えるかどうかと“心理的問題”は関係がないそうです。

画像はTwitterより(編集部にて加工)

 元となるツイートは1月30日に投稿されたもので、記事執筆時点で約3万7000回リツイートされています。元ツイートでは「画像が回転しない場合は健康で活発」「ゆっくり回る場合は疲れている」「連続的に回転する場合は心理的問題を抱えている」とされていました。

 北岡教授によるとこの錯視画像は静止した画像が動いて見えるようになる「最適型フレーザー・ウィルコックス錯視・タイプIIa」と呼ばれるもの。ツイートでは「心理的問題」などとの関係性が書かれていますが、北岡教授は「関係はない」と明言しています。

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最適型フレーザー・ウィルコックス錯視・タイプIIaのデザイン例(画像提供:北岡教授)

 同様のうわさは過去にも流行した事例があります。「疲れていると動いて見える」とされていた同様の画像について真偽を確かめる形でAbemaTIMESが取り上げ(2018年11月28日)ていますが、北岡教授はこのときも関連性について否定しています。

最適型フレーザー・ウィルコックス錯視の基本パターン一覧(画像提供:北岡教授)
錯視デザインの構成(画像提供:北岡教授)

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