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「FF外から失礼します」はmixi由来の慣習? 「日本のTwitter文化、mixi起源説」が話題に

言われてみればそんな気も。

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 「FF外(フォロー・フォロワーの関係外)から失礼します」をはじめに、日本のTwitterユーザーの一部には独特の慣習がみられます。こうしたローカルルールはなぜ生まれたのか、考察の末に生まれた「mixi起源説」が注目を集めています。

Twitterでしばしば目にする風習には、実は背景にmixiの文化があった!?

 この説を漫画形式で唱えたのは、Twitterユーザーの森園(@morizonprime)さん。まず「FF外から失礼します」をとりあげて、「リプライする際に前置きをする」慣習は、mixi由来だとする仮説を立てました。

タイトルは「ツイッターに存在するいにしえのルールの正体」ですが、正確には「ツイッターに存在するローカルルールの正体は、実は古来のものだったのでは」と指摘する内容で、文中で語られている「FF外から~」や「無言フォロー」といった事柄は近年のものです

 というのも、mixiにおけるユーザー間のつながり(マイミク)は、Twitterでいう「相互フォロー」が基本。日記は「全体に公開」か「マイミク内に公開」か、公開範囲を選べる仕様です。mixiはTwitterほどオープンな場ではなかったため、全体公開の日記に“外から”意見をする際、礼儀として「失礼します」と前置きをする人もいました。

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 こうした「外から失礼する」文化を、mixiユーザーがTwitterに持ち込んだのではないかと投稿主は主張。ときどきみられる「無言フォローはNG」を掲げるTwitterユーザーも、マイミク申請(フォロー)の際にはメッセージを添えるのが原則だった、mixiからの流れでそうしているのではないかと述べています。

 この仮説をもとに考えると、「フォロバはリプください」(フォローバックの際にはひとこと言ってください)や、「お別れはブロ解で」(フォローを外す際はブロック機能を使い、互いにフォローしていない状態にしてほしい)などと要望する人は、mixiにおける「マイミクの状態」を重視しているとも解釈できます。森園さんは「たとえ世間が他のサービスに移行しようと、多くの日本人が初めて触れたであろうSNS『mixi』の影響は、日本のネット文化に色濃く顕在するのかもしれない」と、投稿を締めくくりました。

 もちろん、知らない人に声をかけるときにあいさつするのは自然なことで、「FF外から」のルーツがmixiユーザーとは言い切れませんし、森園さんも「あくまでも個人の感想であるガバガバ理論」としています。ただ、mixiの仕組みとTwitterのローカルルールに似た部分があるのは確かで、納得した人も多いようです。

画像提供:森園(@morizonprime)さん

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