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ヴォイニッチ文字の等幅フリーフォント公開 解読不能の奇書のほとんどを再現できる

商用利用可能です。

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 ヴォイニッチ文字のフリーフォントが公開されました。これで解読不能な手紙が書けるぞー!

ヴォイニッチのフリーフォントが公開されたぞ!
フリーフォント「ヴォイニッチ等幅」を公開しました

 ヴォイニッチ手稿とは、1912年にイタリアで発見された著者不明の古文書のこと。その内容は多数の奇妙な絵と解読不能な文字のみで構成されていることから、「何が書かれているのか分からない謎の奇書」として知られています。

ヴォイニッチ手稿はイェール大学図書館によって、自由に閲覧・ダウンロードが可能な状態です(2019年2月6日現在)

 今回公開されたヴォイニッチ等幅フォントは、横棒でつながった表記も含め、バランスよく再現できます。ヴォイニッチ手稿の原文のほとんどを表記できるそうです。

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ヴォイニッチ手稿がここまで再現できる
試したところ、きれいに横棒がつながりました

 アルファベットの割り当てはヴォイニッチ手稿についてまとめたサイト「The Voynich Manuscript」で利用されているフォント「EVA hand1」に準拠しています。

「EVA hand1」との比較

 マンガで謎の文字を必要とするときにも便利とのこと。

怪しい背景にピッタリ!

 フォントを制作したのは戸塚こだま(@tsukatan)さん。もともとヴォイニッチ文字を使ったパズルゲームを制作しようしていましたが、ヴォイニッチ文字を使った単語帳がなく断念。フォントの公開に踏み切ったそうです。

 フォントは、戸塚こだまさんのサイト内のフリーフォント「ヴォイニッチ等幅」からダウンロードできます。商用利用可能ですが、2次配布は加工した場合も含めて不可、利用による損害の責任は負わないなどの条件があります。

画像提供:戸塚こだま(@tsukatan)さん

高橋ホイコ

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