ゆるキャラ「ちぃたん☆」に須崎市が活動停止申し入れ マスコットキャラ「しんじょう君」の著作権侵害などで
一体何が……。
人気のゆるキャラ「ちぃたん☆」に対し、高知県須崎市が活動停止の申し入れを行っていたことが分かりました。須崎市の楠瀬耕作市長が2月6日の定例会見で明らかにしたもので、須崎市のサイトでも詳細な経緯説明が掲載されています。
活動停止申し入れの理由は、「ちぃたん☆」のイラストやきぐるみが、須崎市のマスコットキャラクター「しんじょう君」に酷似していること。しんじょう君は2013年に生まれたキャラクターで、一方ちぃたん☆は2017年に活動を開始。どちらも同じ作者がデザインを手掛けていますが、しんじょう君のデザインは公募により選ばれたもので、著作権は須崎市が所有しているという背景があります。また、見た目が似ていることから、ちぃたん☆の過激なパフォーマンスを、しんじょう君によるものと勘違いされるケースも昨今増えてきていたようです。
こうした事情もあり、須崎市側は著作権侵害および不正競争防止法違反を根拠に、1月17日にちぃたん☆の運営元であるクリーブラッツに活動停止の申し入れを行ったとのこと。しかしその後も活動は停止されず、2月1日には関係各所にも同様の通知を行ったとしています。須崎市側によると、現在はクリーブラッツ側の代理人弁護士と話し合いをしている状況とのこと。
今回話題になっているのはゆるキャラの「ちぃたん☆」ですが、去る1月16日には、コツメカワウソのちぃたんが須崎市の公式観光大使を解任されるという騒動があり(ゆるキャラの「ちぃたん☆」とは別で、こちらは本物の動物の方。ゆるキャラの「ちぃたん☆」も観光大使を名乗っていましたがあくまで「自称」)、ファンの間では驚きや混乱が広がっていました(関連記事/須崎市による発表)。また、2月1日にはちぃたん☆を主役にしたテレビアニメ「妖精ちぃたん☆」の放送も発表されており(関連記事)、今後の活動への影響が懸念されます。
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