連載

「必ず座れる通勤電車」考察 東急「Qシート」は他と何が違うのか月刊乗り鉄話題(2019年2月版)(4/4 ページ)

なぜ「Qトレイン」ではなく「Qシート」なんですかね?

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(おまけ)京阪電鉄の「プレミアムカー」にも乗ってみた

 京阪電鉄の「プレミアムカー」は、京都取材の帰りに乗りました。本編で高いところから8000系を撮っています。これは京都府八幡市の男山です。実はワタシ、日本の鉄道路線全てに乗るという目標がありまして、現在は達成率95パーセント。残り5パーセントの多くは近畿の私鉄です。今回は京阪電鉄をやっつけちゃいました。


京阪電鉄本線は乗り通し済み。今日は支線を乗りつぶします。まずは中書島から宇治線に乗ります。京阪電鉄の各駅停車は緑色

なんと車内の椅子も緑色。緑色が好きなワタシは大喜び。ちなみに明治のキャンディー、チェルシーもヨーグルト味が好き。あなたにもチェルシーあげたい

宇治駅に到着。プラットホームから改札口までの通路が長い。駅舎はガッシリとした作りです。宇治といえば抹茶ですが、じつはここ、10円玉に描かれている平等院があるところ。知らなかった……。修学旅行、京都奈良ではなかったんですよ。せっかく来たので平等院を眺め、参道の宇治抹茶ショップを冷やかします。抹茶ラーメンと抹茶餃子が興味深いです。今度来たら食べよう

宇治駅の構造が面白い。駅舎の敷地をJR奈良線の線路が通っています。なるほど、プラットホームと改札口を結ぶ通路が長かったわけだ

帰りの電車はアニメのポスターがいっぱい。宇治市が舞台の「響け!ユーフォニアム」です

なんと「ユーフォニアム列車」だった。ヘッドマーク付き

次は交野線に乗るため、本線の特急で枚方市駅へ。特急の2階席に座ってみた

高いところから見下ろす感じがいい眺め

枚方市駅のエキナカにパン工場。職人技が見える

交野線の電車です。京阪電車は新しい電車が多いな

かぶりつき席をゲット! たのしー

終点の私市駅です。「きさいち」と読みます。難しい……。ちなみに、交野線は「かたのせん」。枚方市は「ひらかたし」です。関東人にとっては暗号

私市はなにがあるのか。こんな看板を見つけたので行ってみよう

親水公園でした。犬の散歩に好ましい高低差

次の目的地は男山ケーブル。枚方市駅から八幡市駅へ。レトロ顔の電車も走ってる

ケーブルのりば。駅のそば。冬の平日だから静かだ

これは良い上り坂。ケーブルカーも鉄道に分類されるので、全国の鉄道を踏破するためには乗らなくちゃ行けません。いやむしろ乗りたい。観光地がほとんどだし楽しいし

すれ違い場所がトンネルというのも珍しい。ちなみに男山ケーブルの自動案内放送は、鉄道大好きミュージシャン向谷実さんが作曲、観光案内のナレーションは向谷さんの奥様、藤みさきさん。夫婦合作。縁起がいい

男山山頂には石清水八幡宮があります。お参りした後に周辺を散歩すると、なんと発明家エジソンの記念碑がありました。エジソンは電球を発明したとき、このあたりの竹でフィラメントを作った。日本の竹を使ったという話は聞いていたけれど、ここだったか

石清水八幡宮。大きな破魔矢が2つ刺さってる

男山展望台から。京阪電車が通る様子が見える

杉山淳一(すぎやま・じゅんいち)

乗り鉄。書き鉄。1967年東京都生まれ。年齢=鉄道趣味歴。信州大学経済学部卒。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。出版社アスキーにてPC雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年よりフリーライター。IT・ゲーム系ライターを経て、現在は鉄道分野で活動。鉄旅オブザイヤー選考委員。ITmedia ビジネスオンラインで「週刊鉄道経済」連載。著書に『(ゲームソフト)A列車で行こうシリーズ公式ガイドブック(KADOKAWA)』『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。(幻冬舎)』『列車ダイヤから鉄道を楽しむ方法(河出書房新社)』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」。

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