隣のあの娘は超COOL……な人見知り　緊張であいさつもできない2人をクラス中で見守る漫画のたまらないもどかしさ

　本当は両思いなのに、なかなか気持ちが通じ合わない2人の女の子にもどかしくなる漫画「フレンド未満」に、読者からの「早くくっつけ」の声が止まりません。作者はTwitterにイラストや漫画を投稿している夏石洋（@YoNatsuishi）さん。

　佐伯さんは学校で一番クールな女子高生。ちょっと強面ながらもミステリアスで危険な香りに引かれる人も多く、ファンクラブまであるなんてウワサがあるほどの人気っぷり。彼女が登校してきただけで教室が色めき立つ中、隣の席の日村さんもたくさんの視線を一緒に浴びないといけないのでした。

　日村さんは、横目でかっこいい佐伯さんの顔を眺めていることに気付かれ、慌てて「良い天気だね！」とごまかしましたが、佐伯さんが素っ気なく指さす窓の向こうは雷雨……。今日もうまく会話ができなかったことに加え、佐伯さんはあまりにも素っ気ない。「嫌われてるんだろうな」と、ため息をついてしまいます。

　しかし実際は違います。佐伯さんは強面をさらに険しくして心の中で感情を爆発させていたのでした。「日村さん、めっちゃかわいい」と――。本当はちゃんと会話をしたいし、家でしゃべる練習だってしていたのに、見つめられたがゆえにアガってしまい、うまく話ができないでいるのでした。むしろ思いが強すぎてしゃべれないのでは？

　今度こそフレンドリーに話をしようと心に誓った矢先、落ちた消しゴムを拾おうとする日村さんの髪の毛が足に触れてきて興奮状態に。佐伯さんは日村さんを怖がらせて「嫌われた」と思い、一方で日村さんは近寄っただけでも怒られて「嫌われてる」と思うのでした。しかしそんなやりとりを見るクラスメイトたちには2人の気持ちはダダ漏れで、「はやくくっつけや……」とみんな思っているのでした。これは一刻も早くお付き合いを前提にお友達から始めてもらわなければ。

　かっこいいとかわいい、対象的な2人のもどかしい関係に、読者からは「2人の進展が気になる」「クラスみんなで包囲しましょう」など、進展に期待を寄せる声が多く届いています。お客様の中にどなたかキューピッドはいませんか!?

　続く第2弾では、思い切って好きな人はいるのかと聞く日村さんに、本心では「あんただよ！　この鈍感！　かわいい顔しやがって。バカバカ好き（ハート）」と言いたいのに、まったくその通りに答えられない佐伯さんの漫画が、第3弾では夕焼けの昇降口でようやく佐伯さんの方から「また明日」と言えて、一歩進んだことに喜びをかみしめる2人の漫画が掲載されています。一歩一歩かみ締めながら、この恋を見守っていきたい……！

画像提供：夏石洋（@YoNatsuishi）さん