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集英社というか大石浩二が暴挙 ジャンプ+『リコピン』の出版社見学回に「攻めすぎ」とネット噴飯

よくある“マンガ作りの現場をレポートする回”かと思いきや……?

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 集英社のマンガサイト「少年ジャンプ+」で2月18日に公開されたギャグマンガ『トマトイプーのリコピン』(大石浩二)の最新回が、よくある“マンガ作りの現場をレポートする回”からの予想を裏切る展開で、ネットで「攻めすぎ」「こう来るとは…w」と驚きと笑いを振りまいています。

少年ジャンプ+『トマトイプーのリコピン』連載ページ

 『トマトイプーのリコピン』は、『いぬまるだしっ』『メゾン・ド・ペンギン』で知られるギャグマンガ家、大石浩二さんの最新作。中学生のめめちゃんが「キュートピア」というファンシーな世界に迷い込み、リコピンをはじめとするキュートな動物たちと触れ合うのですが、その内容は生々しい時事ネタや下ネタばかり――という、かわいい世界観とのギャップが痛快な作品です。2017年10月~2018年3月に『週刊少年ジャンプ』で連載後、7月から「少年ジャンプ+」に移籍して連載中。

『トマトイプーのリコピン』コミックス1巻の表紙

 最新回となる13話「出版社見学に行こう」は、人間界でマンガがどのように作られているのか興味をもったリコピンが、めめちゃんと一緒に実在する出版社に見学しにいくという話。編集者が「ここは編集者と漫画家が打ち合わせする場所だよ」と2人を案内し、「あたし漫画家さんが全部ひとりで作ってるんだと思ってた!」「発売前の漫画だぁ!」と驚きながらマンガ作りを学んでいきます。

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 ページにはビルや編集者、制作現場の写真が差し込まれ、リコピンとめめちゃんが軽快なギャグとツッコミを挟みながらリアクションを取っていき……と、定期的に見掛ける「マンガの制作現場レポート回」に見えたのですが。最後の3ページで「え?」と、いい意味で戸惑わざるをえない展開に。終わった後も、「今、制作現場を紹介したばかりのこの作品のグッズをプレゼント!」的なおなじみのプレゼント企画が始まるのですが、これも「おいおい」とツッコミ続けるしかありません。

 大石浩二さんは18日未明にTwitterで「今回の話は多分一生に一度しか描けないネタなので絶対読んで欲しいです(にっこり顔マーク)」と最新回を告知したところ、約7000回リツイートされるなど大反響。Yahoo!リアルタイムトレンドでも「リコピン」が10位内に入り続けています。

 はじけっぷりと発想にTwitterでは「リコピンお前っ」「攻めてる」「マジで今週は読むべき わけがわからないよ」とツッコミと称賛を送る声が続出。定石を覆す、はコメディの鉄板ですが、これはさすがはリコピンというか、大石浩二あっぱれというか、担当編集も媒体もよくぞというか……わかる人にはわかるよう冒頭から伏線も張られています。考えるほどニヤけてくるので、無料公開中のうちにぜひ読んでみてください。「一生に一度しか描けないネタ」であるのは間違いない。

黒木貴啓

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