「にんにくガツン」「これがジェネリック二郎か」 セブン‐イレブン「中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン」実食レビュー
コンビニラーメン史上、もっともヤバイラーメンを食べてみました。
セブン‐イレブンで発売中の“ジェネリック二郎”こと、「中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン(豚骨醤油)」(税込み550円)を入手。編集部員が実食レポートしてみました。
セブン‐イレブンから「やばいラーメン」が出た――という情報がSNS上を駆け巡ったのは1月下旬のこと。人気ラーメン店「ラーメン二郎」を彷ふつとさせるビジュアルが明らかになると、「カロリー高い感じだけどおいしそう」「早く食べたい」「ジェネリック二郎」などの意見が上がり、「中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン(豚骨醤油)」を求める声が多数上がりました。
ねとらぼ編集部でもその人気の高さは早くからウォッチしており、全国発売の直後から複数の店舗を回りましたが、売り切れが続出していました。また地域によっては「工場の原材料が不足しているため、在庫の確保が困難な状況」と説明する店舗もあり、ようやく入手できたのは2月10日のことでした。
そしてこちらが苦労して手に入れた「豚ラーメン」の実物。手で持つとずしりとくる重さが他のチルド麺との大きな特徴です。パッケージには大きく「極太麺」「野菜・豚」「にんにく」と記されており、500wで7分20秒(1500wの場合は2分20秒)のレンジ加熱が必要です。
いざ実食
待つこと7分20秒で着丼。濃厚豚骨醤油とにんにく、そしてアブラが絡み合った二郎系香りがあたりに漂います。これが家で嗅げるとはな。
まずは具を見ていきましょう。もやしとキャベツが結構な量入っています。蓋の方に野菜を外してみると、野菜炒め(1人前)ぐらいの量が入っていることが分かりました。
次は豚。コンビニのチルドラーメンでは異例ともいえる厚さで、脂身と赤身のバランスもいい感じです。味付けもしっかりして、単品で食べても十分おいしいです。
最後はにんにく。刻みニンニクの状態で豚肉の近くに添えられていました。最初はにんにくを混ぜずに食べて、途中から味変に使っても良さそうです。
スープはとんこつ醤油味で、非乳化から微乳化程度の色合い。スープをすくうと油がテカテカっと光るのがいいですね。一口飲んでみるとけっこうしょっぱめの味付けになっているのが分かりますが、その奥にはコクもあってくどさは感じません。
そして麺は、平打ち寄りの極太麺なのですが、恐らくコンビニ史上最強の太さです。レンジでチンした際にガンガンにスープを吸った麺は箸で持ち上げると「重っ」となるほどで、かなり柔麺な仕上がり。ラーメンというよりはうどんに近い食感かもしれません。
最初は柔麺の食感が気になっていましたが、麺→野菜→スープの順で食べ進めていくと、野菜のシャキシャキ感が小気味よく、「これはこれでおいしいわ」と謎の中毒性を発揮。なんだか箸が止まらなくなってきます。
さらに途中で刻みニンニクをスープに溶かすと、商品のポテンシャルが爆発。コンビニチルド麺の概念を飛び越えるお味になりました。
今回のようにベーシックスタイルで「豚ラーメン」をいただくのも良いのですが、中にはセブンイレブンで販売している「半熟煮卵」や「豚角煮」「チーズ」などをお好みでトッピングしている猛者もいるとのこと。職場などで食べるにはちょっと勇気がいりますが、金曜日の夜などにガツンと食べたい一品だなと思いました。
(Kikka)
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