ニュース

「成仏するため故郷まで連れていって」 悪徳聖職者と若い戦死者の奇妙な出会いを描いた漫画に「泣いた」の声(1/2 ページ)

だんだんと明かされていく事実が交差し、そして――。

advertisement

 Twitterで公開された漫画『リビングデッドの帰郷』が、予想外のラストで多くの読者の目頭を熱くしているようです。これは切ない……。

 漫画の作者は漫画家の星野真さん(@MKT_0220)で、3年前に小学館の月例漫画賞で受賞した作品。掲載されなかったため友人など限られた人にしか読んでもらっておらず、せっかくだからということで公開したそうです。

 話の舞台は、近代戦乱の時代。不道徳な聖職者「スノウ」が、今日も戦場跡で戦死者から金品だけ奪っています。「この仕事に誇りを持ったことなど1度もない」と、祈りもささげず遺体を埋めてしまいました。実に悪いやつです。

advertisement

 しかしその夜、テントを訪れてきたのは昼に埋めた若い戦死者「ロウ」の遺体。ちゃんと祈りをささげなかったため成仏できず、中途半端によみがえってしまったようです。

 「戦死者から物取りをしていたとバラされたくないでしょう」と強く出た上で、「死に場所を選べるなら故郷がいい」と故郷までの同行を依頼するロウ。さすがの「スノウ」も、脅されたことと罪悪感から依頼を承諾せざるを得ないのでした。

 道中、戦災で14歳にして家族を全員失っていたことを明かす「ロウ」。そんな話を聞いて、昔の自分のひどい家庭環境を思い出す「スノウ」。暗い少年時代を過ごした2人の旅は、だんだんと思わぬ方向に進んで行き……その結末は、ぜひ実際に読んで見てください。

 この漫画にリプライ欄などでは、「尊すぎます」「すてきなお話でした」「お金を払わせてください」「泣きました……」「良い作品でした」「胸がきゅーってなって、途端に切なくなりました」といった声があがっていました。

 作者の星野真さんは現在、『週刊少年サンデー』で連載する為に、新作を準備中とのことです。

advertisement
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 浜崎あゆみ、息子2人チラリの朝食風景を公開 食卓に並ぶ“国民的キャラクター”のメニューが意外
  2. 浜崎あゆみ、息子2人の朝食風景にファンから驚きの声 「ホテルの朝食みたいな」「2人とも左利き!?」
  3. 大好きなお母さんが他界し、実家でひとり暮らしする猫 その日常に「涙が溢れてくる……」「温かい気持ちになりました」
  4. 山本舞香、義父・森進一の“極端な食生活”に困惑 年末年始に手料理リクエストも……「かなり疑心暗鬼」「どうしたらいい?」
  5. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  6. 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は……斜め上のキュートな活用術に大反響 2024年に読まれた面白記事トップ5
  7. 「え、まじでここで降りるんですか!?」 新幹線駅の“圧つよ標識”に9.2万いいね 「これは間違えたらヤバい」
  8. 100均「リングファイル」をカッターで切っていくと…… アイデアに脱帽、驚きのアイテム完成に「なかなかスグレモノ」
  9. 堀ちえみ、1200万円クラスの“愛車”に異常事態で……“まさかの原因”指摘に「情けないなぁと思うこの頃」
  10. 「3人目!?」「妊娠何ヵ月?」 榮倉奈々、公開した動画に映ったまさかの“ぽっこりおなか” 仲良すぎな夫婦ショットにファン爆笑