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世界最高額14億円(!)のクルマ「ブガッティ・ラ ヴォワチュール ノワール」 吸い込まれそうな黒さやべぇぇ(1/2 ページ)

ため息しか出ない美しさ。

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 フランスの高級車メーカー、ブガッティは3月5日(現地時間)、ジュネーブ国際モーターショー2019で1台だけの超特別車「ラ ヴォワチュール ノワール」を披露しました。


ラ ヴォワチュール ノワール

 ラ ヴォワチュール ノワールは、ブガッティ創業110年を記念した特別なワンオフカーとして製造されたもの。「黒いクルマ」という意味です。販売価格は1100万ユーロ、日本円換算で約14億円(!)です。ブガッティは、自動車史上最も高額な新型車と述べています。

 ラ ヴォワチュール ノワールは、ブガッティが第二次世界大戦前に製造した「タイプ57 SC アトランティーク」をモチーフにしています。当時、世界で最も美しいクルマと評されたクーペで、伝説の車種。デザインとともに走行性能もすさまじく、時速200キロ以上の最高速度を実現したそうです。1930年代というとまだ馬車や蒸気機関が使われていた時代。地上を走る乗り物の中では、群を抜く速さでした。

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ラ ヴォワチュール ノワールと並ぶタイプ57(右奥)
BUGATTI’s latest Masterpiece: "La Voiture Noire"(YouTube/Bugatti)

 ラ ヴォワチュール ノワールは、圧倒される性能、デザイン、特別感……まさに現代のタイプ57です。ブラックのカーボンファイバーによって作られた車体は、ため息が出るほどの気品にあふれています。そして、タイプ57の特徴でもあるボディーラインの中央をスッーと通る“トサカ”のような造形をラインで再現。見ているだけでうっとりしてしまう迫力があります。


正面から見たラ・ヴォワチュール。ふ、ふつくしい……

中央に引かれたラインが特に美しい

 もちろん走行性能も世界最高クラスです。8リッターW16気筒エンジンによって、最大1500馬力、最大トルク約163.15kgf-m(1600Nm)のバケモノのような出力を発揮します。


ブガッティ後方。6本並んだマフラーエンドも迫力ありすぎ

 デザイン、性能、そして値段と何もかもが桁違いなスーパーカーですが、既に熱狂的なブガッティファンによって購入が決まっています。


一度でいいから乗ってみたい……!

 また、ジュネーブショーの会場では主力車種「シロン」(関連記事)の110周年特別記念モデルも発表されました。こちらも美しい……。


同じくジュネーブの会場で発表された「ブガッティ シロン 110周年モデル」
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