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SNSなどで拡散されるフェイクニュース、中高生の8割以上は認知 半数以上が「見破る自信がない」

フェイクニュースに騙された経験や拡散してしまった経験についても調査しています。

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 SNSなどのネット上で主に拡散される、事実とは異なる虚偽の報道「フェイクニュース」に関して、中高生の男女1248人を対象に行った意識調査の結果が発表されました。

 MMD研究所は、スマホを所有する12歳~18歳の中学生・高校生を対象に、2019年2月5日~2月10日の期間でアンケートアプリにて実施。フェイクニュース自体は全体の84.6%が認知しており(うち20.3%は「詳しくは知らない」)、具体例を挙げた説明後に実際に見たことがあるか聞いたところ、「見たことがある」のは43.0%、「見たことがない」のは57.0%。性別・学生区分別に見ると、認知率と実際に見た経験が最も高かったのは男子高校生でした。

 そこで、見たことがあると回答した人のうち、フェイクニュースにだまされた経験があるか聞くと、「だまされたことがある」が26.3%、「だまされたことがない」が73.7%で、7割以上はだまされたことがないと回答。性別・学生区分別に見ると、だまされた経験があるのは男子中学生が14.7%、男子高校生が23.2%で、一方で女子中学生が30.7%、女子高校生が35.3%と、男女で差が出る結果となっています。

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 さらにだまされた経験があると回答した人のうち、フェイクニュースの拡散経験があるか聞くと、「RT(リツイート)やイイネなどをして拡散してしまったことがある」「SNSで拡散はしなかったが、友人や家族に話してしまったことがある」が合わせて61.0%。約6割が拡散経験ありと回答しています。

 最後にフェイクニュースを見破れる自信があるかどうか聞くと、「自信がある」「やや自信がある」が合わせて47.0%で、「自信がない」「やや自信がない」が53.0%と、半数以上の中高生がフェイクニュースを見破る自信がないと回答。特に女子高校生は70.9%が見破る自信がないと答えています。

 ちなみに同対象者らは、同タイミングで実施した「2019年3月 中高生のニュースに関する意識調査」において、普段利用するメディアは「SNS」「テレビ」「動画アプリ」が上位で、最も信頼できると思う情報源は「テレビのニュース番組」が60.1%でトップ。ネットニュースについては、全体の92.9%がタイトルだけでなく本文も読んでおり、ニュースで知らないことがあったら「ネットで検索する」が62.5%と最も高い結果が出ています。

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