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中国の「ウルトラマン」商品化差し止め訴訟、原告が取り下げ 円谷プロ「今後商品化が妨げられることは、恐らくない」
すでにタイとアメリカで「契約書は偽造である」との判決。
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円谷プロダクションは、中国国内で映画「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」に登場するキャラクターの商品化中止と損害賠償を求め提訴された問題について、原告であるユーエム社が訴訟を取り下げたと発表しました。
ユーエム社は、円谷英二氏の息子である故・円谷皐(のぼる)氏とタイ人実業家であるサンゲンチャイ・ソンポテ氏との間で「ウルトラQからウルトラマンタロウまでのシリーズを日本を除く全ての国において、期限の定めなく独占的に利用許諾する」という契約書が存在し、その契約を継承したと主張していました。今回の訴訟は、ユーエム社がこれに基づいてキャラクター商品化の中止と損害賠償を求めていたものとなります。
円谷プロダクションは「ユーエム社が、判決の直前になって、自らが提起した訴訟を全て取り下げたという事実は、同社が提訴を取り下げざるを得ない事情があったからであり、勝訴の可能性が低いことを認識していたのではないかと推測します」「判決直前に本件訴訟を取り下げられたことで、当社の正当性を『判決』というかたちで得られなかったことについては、非常に遺憾に思っております」とコメント。なお、今回のキャラクター商品化については「商品化が今後妨げられることは恐らくない」としています。
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問題となったソンポテ氏の書面は、円谷プロダクション側の社名やウルトラマン作品の呼称を誤って記載されていることなどから真贋について波紋を呼んでおり、すでにタイとアメリカで「偽造である」との判決が出ていました(関連記事)。
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