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「竹取物語」ならぬ「杉狩物語」 翁と姫の引き継がれる花粉症の苦悶を描いた漫画が謎の疾走感で話題

ついでにヒノキとブタクサも滅してくれ。

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 今は昔、杉狩りの翁といふ者ありけり。花粉症なりけり――。怒りの形相で杉を伐採しまくる花粉症のおじいさんと、杉の木から見つけた赤子に悪夢が引き継がれていくハイテンション昔話「杉狩物語」が話題です。作者はTwitterに多くの創作漫画を投稿しているこめやま(@komeyama029)さん。

全部杉のせいだ。

 花粉症のせいで顔面が鼻水と涙でグシャグシャになった翁は、「杉は滅す!!」とチェンソーの重い音を響かせながら杉を全滅させることを強く心に決めていました。憎しみのこもった強い意思を感じる。


花粉のせいで人の顔を保ってられない

 ある日のこと、チェンソーで杉を伐採したら、なぜか中から女の子の赤ちゃんが! すくすく育った姫は自分の出生の秘密を明かされてショックを受けますが、姫が生まれてからは杉林に行くたびに金銀財宝がもらえるし、花粉症も治っておじいさんとしてはハッピーでしかありませんでした。

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 姫は優しいおじいさんが杉を伐採しまくっていた事実が信じられません。しかしそれもこれも全て花粉のせいです。「花粉症がワシを狂わせたんじゃ……」と当時の深い悲しみをおじいさんは思い出します。花粉症ではない姫には、そのつらさは理解できませんでした。


どっかで聞いたことある展開

とても説得力がある

 翌年のこと。姫、花粉症になりき――。杉林には、美しい顔を花粉症のせいでグシャグシャにしながら「杉滅!!」と、チェンソーを振りかざす姫の姿があったのでした。そして姫もまた、杉林から女の子の赤ちゃんを見つけてきて妹としたのです。めでたしめでたし。この妹の未来が心配。


やはり花粉症は人を狂わせるのだった

 「竹取物語」をパロディーにしてスギ花粉への憎しみをぶつける翁と、杉から生まれてもスギ花粉症になってしまう哀れな姫。この終わりのない戦いはきっと妹へと引き継がれていくことでしょう。杉は滅す!!

 Twitterでは「面白杉」「好き杉る」「勢いがあり杉」など、コメント欄にも杉林が乱立しています。早くスギ花粉の時期終われ!

画像提供:こめやま(@komeyama029)さん


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