「竹取物語」をモチーフにボケとツッコミを繰り広げる漫画「テイルズ オブ 竹取り」が、原作をエクストリーム改変してまさかの終わりを迎えます。日本最古の物語になんてことを……。
昔々、光っている竹を見つけたおじいさんがおりました。「なんか生まれたりして」とシャレで竹を切ってみたら、中から現れたのは女の子……ではなく、なんとタケノコ。おじいさんはタケノコを大切に持って帰り、おばあさんに「この子を育てよう」と提案しますが、おばあさんは病院に電話して「おじいちゃんがボケちゃって……」と相談するのでした。その気持ちはよく分かる。
やがて育てたタケノコは竹でもなく姫でもなく「立派なタケノコ」に成長しました。なぜ竹にならない。そしてどこかに帰ることになったタケノコは「お爺さん、お婆さん今までありがt……」とお礼を言うのですが、むしろタケノコがしゃべったことに驚くおじいさんたち。お礼の言葉も半端に終わってしまいます。
別れを惜しむ3人(?)のもとに、天女がお迎えに。「さぁ……行きましょう……おじいさん」――え、そっちなの? 天女が迎えに来たのはタケノコではなくおじいさんだったのでした。しかも来世的な意味で……。まさかの展開におじいさんとおばあさんが戸惑うのをよそに、タケノコは「帰ろっと」と、どこかへ終電で帰っていったのでした。めでたしめでたし(?)。
作者は主にTwitterでイラストやまんがを投稿している透明いんげん(@invisible_bean)さん。先日「ヘンゼルとグレーテル」をモチーフにした「シンプルとフレキシブル」を紹介しました(関連記事)。
ゆるふわ系の絵柄から繰り広げられるシュールでエクストリームな「テイルズ オブ 竹取り」はpixivで「エクストリームおとぎ話」シリーズとして投稿されています。
画像提供:透明いんげん(@invisible_bean)さん
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てめーは俺を笑わせた。