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ディズニー、スマホでファストパス発行 パーク巡りはどう変わる?

これは便利。

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 東京ディズニーリゾートの人気アトラクションを、通常より少ない待ち時間で利用できる「ファストパス・チケット」が、今夏からスマートフォンで発行することができるようになります。

 これにより、パレードを待ったり別のアトラクションに並びながら、次に体験したいアトラクションのファストパスを取ることができるようになる予定です。ゲストのパーク巡りはどのように変わるのでしょうか。

東京ディズニーリゾートではもはや必須のファストパス


ファストパスを発券する様子。アトラクションの近くの発券機まで直接行く必要がありました(東京ディズニーリゾート公式Webサイトより)

 ファストパス・チケットは、あらかじめ指定された時間に利用することで、通常より少ない待ち時間でアトラクションを体験できるシステム。現在は、対象のアトラクション付近にある専用の発券機で入園パスポートを読み込み、紙製のファストパス・チケットを発券する仕組みになっています。

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 パークを効率的に楽しむ上でもはや活用必須のシステムですが、長期休暇中などの繁忙期ではファストパスを発券するのにも長い列ができることもありました。今回導入されるスマホでの遠隔発行は、こうした混雑を解消してくれます。

スマホでファストパスを取るメリット

アメリカ・ウォルトディズニーワールドで導入されているウェラブル端末「Magic band」。パスポート・クレジットカードなどの代わりになるほか、事前に取ったファストパスを登録できる。

 ファストパスをスマホで取るメリットですが、まずは何といってもアトラクションの近くまで移動しなくて良くなるということ。何かをしながら発行できるので、時間を有効に使えるだけでなく、小さい子どものいる家族など移動が大変なゲストにも優しいシステムだと言えます。

 また、今まで紙で利用する人数分発券していたファストパスがペーパーレスになることで、ファストパスを紛失することも無くなりますし、アトラクションごとの利用時間が一覧で確認できるようになり、遊ぶ計画を立てやすくなることも予想できます。

 ウォルト・ディズニー・ワールド(アメリカ)や上海ディズニーランド(中国)などの海外パークでは、すでに同様のスマホを使ったファストパス・システムが運用されており、来園前にファストパスを発行できたり、必要なくなったファストパスをキャンセルすることができたりと、デジタルならではの便利なシステムが備わっているので、将来的にこのようなシステムが東京で導入される可能性もあるかもしれません。

 そして、我々ゲストだけではなく、運営面のメリットも考えられます。ペーパーレス化に伴う経費の削減や、開演時のファストパス発券ラッシュ時に必要なキャストの人員削減などが挙げられますが、何より開園時のダッシュを減らしゲストの安全確保をできることが1番のメリットなのではないでしょうか。

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公式アプリも便利さが進化


紙製のファストパスと入園パスポート。パスポートのQRコードを読み取ることで、ファストパスの発券やショーの抽選ができます(※画像は筆者作成)

 現在、東京ディズニーリゾート公式のスマホ向けアプリでは、ショー鑑賞券の抽選を行うことができ、ファストパスもこれと似たシステムで発行ができるようになると予想されます。ショー鑑賞券の抽選は、アプリで入園パスポートのQRコードを読み取る形式。当選した場合には、抽選に使用したパスポートがそのまま鑑賞券となり、QRコードを読み取ることで鑑賞席に入場することができるようになっています。

 ファストパスもこれと同じように、人数分のパスポートをアプリから読み取り、取りたいアトラクションを選択して発行、アトラクションの入り口でQRコードを見せる、という形になるのではないでしょうか。

 ちなみに、公式スマホアプリからは入園パスポートを購入することもでき、スマホをそのままパスポートにすることもできます。ディズニーストアや当日券の窓口で長い時間並ばなくて済むので、紙製のパスポートがどうしても欲しい! というとき以外はとてもオススメです。また、東京ディズニーリゾートでは、2018年に園内でSuicaなどの電子マネーが使用できるようになり、アプリにパスポートを入れてしまえばスマホ1つの荷物でパークを楽しむことも可能となっています。

モバイルバッテリーが必須アイテムに?


現在のアプリでもファストパスの発券はできますが、発券機にスマホを読み込ませる必要があり、導入時「これじゃない」感が話題に

 このほか、入園した日に一部グッズをアプリから買うことができるネットショッピングなど、公式アプリの来園者向けのサービスはますます充実を見せています。とても便利な一方で、もしパークでスマホを紛失してしまったり、充電がなくなってしまったりしたらリカバリーができないということも懸念されます。現在、パーク内ではスマホ用のモバイルバッテリーが販売されていますが、スマホでのファストパス発券ができるようになってからは、より重要になるのではないでしょうか。

 東京ディズニーリゾートでは、5月から園内でWi-Fiを導入するなど、すでに発表された2020年のディズニーランドの新エリアや、2022年のディズニーシーの新テーマポートなど、大規模な開発に向けてさまざまな面で整備が進んでいます。アトラクションなどの楽しい面と、今回のファストパスなどの便利な面、両方がアップデートされていくこれからのパークの姿に期待です。

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