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「みんな俺を負かしに来て」「平成最後のモンスター!」 600人のイケメンホストたちが集まる「冬月グループ」年間表彰式に行ってきた

表彰式で600人のトップに輝いたのは、指名本数1200本超え・売り上げ1億2500万円超えのホスト!

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 先日、歌舞伎町にある三大ホストグループのひとつ「冬月グループ」の年間表彰式が行われました。

「冬月グループ」のホストたちの集合写真。圧巻!

 ホストグループの年間表彰式というのは、ホストであれば多くがそのステージに上がって表彰されることを目標として頑張っている、年に一回行われるイベント。いわゆる一般的な企業の、社員総会をイメージしてもらえるといいと思います。そのなかでも特に、一年間で一番売り上げたホストと一番指名されたホストは、その名の通り富も名声も力も手に入れたとして、同じグループのホストはもちろん、他グループのホストからも称賛される存在となります。

 今回は、三大ホストグループのひとつで、新宿、横浜、大阪に21店舗、在籍ホスト数600人を超える「冬月グループ」の年間表彰式に行ってきたので、その様子をご紹介いたします。

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ちゃんと会場も装飾されていていい感じ!

 会場である「ageHa」が開場されると、次々とホストたちが集まってきました。普段は夜の歌舞伎町で見ることが多い彼らが、昼間の、しかもイベント会場で見るのは少し違和感が……! でも、ちゃんと開場時間を守って来るのが(失礼ながらも)意外でした! ちゃんとしてる!

会場に続々と集まるホストたち

 余興からはじまり、みんなの方向性を統一するためのムービーを流し、そのあとの代表による激励……。ホストクラブのホストたち、ということを忘れれば、本当にどこかの会社の社員総会のように進んでいきます。ホストっぽいところといえば、見た目と、壇上に上がった人が自らの意思でアルコールを一気するところ、あとは壇上への盛り上げがホストクラブでよく聞く「よいしょー!」であることくらい。あとは、時に真剣に、時にふざけて、進んでいきます。

この辺りは一般企業の社員総会にも近い……
!!!?????

 内勤や運営スタッフを表彰する「Best of 表彰」、各店舗の代表が、自店舗から頑張ったホスト一人を表彰する「代表賞」、その場で落語やマジックなどの一芸を披露し審査員と会場票を集計し表彰する「エンタメグランプリ」と比較的和やかに行われてきましたが、入店から2年未満の新人ホストを表彰する「次世代部門」からは空気が一変。

 なぜならば、今回は入店1年目で1年間の売り上げが1億円を超えた新人・粟谷麦が登場したから。1億円ということは、毎月800万円ずつこの方にいろいろな女性がお金を使っているということ。よくホストの世界で言われているのは、「1カ月などの期間限定で数百万円売り上げることは、もちろん本人とお客さんの努力は必要なものの、決して不可能なことではない。コンスタントに売り上げるのがすごい」。粟谷さんの成績は、後者の意味ですごいんです。

驚異の新人・粟谷麦さん

 しかもこの粟谷さんは、この後に発表された指名部門と売り上げ部門でも3位ということで、言うなればここでのランキングは当たり前の結果。大きな称賛はもちろん、同時にちょっとしたやっかみにも近い気持ちもきっとあの会場には渦巻いていたのでしょう。でも、そのどちらの気持ちも、多分あの壇上から見れば、気持ちのいいもんなんだろうな。その証拠に粟谷さん、表彰後のスピーチで中指を立てて「2019年はみんな俺を負かしに来てください!」なんて言っていました。やんちゃ!

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やんちゃ! まだ若いもんね……

 このあとに発表されたのが、正真正銘、600人の頂点である、「指名部門」と「売上部門」の発表。ちなみに、もちろんどちらもすごいのですが、歌舞伎町では指名よりも売り上げのナンバーのほうが重要視されます。

基本的には売り上げナンバーが大きく表示され、指名は「指○」という形で表示される(※マルの中には数字が入る/画像はホストクラブ紹介サイトの「ホスホス」より)

 そしてなんと2018年、「指名部門」「売上部門」がまさかのダブル受賞。600人のトップに輝いたのは、その名も草摩由希さんです。指名本数(お客さまから指名された回数)1200本超え、売り上げ1億2500万円超えという、桁違いの数字。これに関しては冬月グループの本社の方も「ダブル受賞は、この業界内でもなかなかあることではありません。まさに平成最後のモンスター!」と言っていました……まじでバケモノなんだな……。

草摩由希さんは「Artemis」という店舗で代表取締役社長をしています
子(ね)の物の怪がついているの……?
ホスト・草摩由希さんの受賞コメント

 全ての表彰が終わったあとは、やっぱり社員総会っぽく一本締めと集合写真で終了。600人のイケメンたちと、出て来る金額やワードのぶっ飛びっぷりを見ていると自分とは別世界の話だと思うのですが、時折感じられた一般企業のあるあるな場面もあり、アンバランスで不思議なイベントでした。あとやっぱりイケメンの破壊力はすごかったです!(小並感)

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