ニュース
株価も新元号「令和」お祝いムード? 「平成」の時は……
「平成」改元の年、株価はどうだった?
advertisement
2019年4月1日の株式市場で、日経平均株価は前営業日比303円22銭高の2万1509円3銭と、大幅続伸しました。
米国など海外の株高が主因ですが、新元号発表を控えた午前の取引は上げ幅を拡大。国家的におめでたいイベントが起きた際にみられる「ご祝儀買い」もあったのではないかと指摘されています。午後の取引は伸び悩んだものの、上昇基調で取引を終えました。
改元の今年は株価の上昇基調を期待したいところですが、消費税の増税、複雑な国際情勢、後退局面入りもうわさされる景気動向など、楽天的な予断を許さない状況になっています。
advertisement
間もなく終わる「平成」に改元された際の株式市場はどうだったのでしょうか。
1989年、「平成」が発表された1月7日は土曜日でした。改元は1月8日(日曜日)に行われ、1月9日(月曜日)が平成初の株式取引になりました。この日の日経平均株価の終値は3万678円39銭。「昭和」だった前営業日(1月6日)から約469円高と、大幅に上昇しています。
この年は後に「バブル景気」と呼ばれる好景気にわいていました。日経平均株価は1月4日に3万243円66銭でスタートし、大納会の12月29日には3万8915円87銭をつけています。この値が日経平均株価の史上最高値で、その後これを超えたことはありません。
ところが翌年の1990年末には2万3848円71銭まで落ち込んでおり、1991年以降、日本はバブル崩壊の深刻さに気付くことになります。
関連記事
居酒屋「さくら水産」、赤字が続いていた ファンに衝撃
和食レストラン「梅の花」が子会社化、「令和」同じ名前の企業は「該当なし」 これから増えるかも
新元号「令和」を発表する官房長官、いらすとやがさっそくイラスト化
仕事の早さに驚いているうちに、「令和」の説明をする首相までイラストに。【全文書き起こし】新元号「令和」は万葉集から 安倍首相「『人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ』という意味込めた」
国書を典拠とする元号は歴史上初となります。「令和」ツイート、2時間で450万件 なぜかハッシュタグ「令和18年」もトレンドに浮上
もっともツイートが盛り上がった瞬間はもちろん、「新元号『令和』が菅官房長官によって発表されたとき」でした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.