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「重要な不備」IRを開示した小僧寿し、年初来安値を更新
会計関連の人材不足が続いているようです。
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2019年4月5日の株式市場で、持ち帰りすしチェーンの小僧寿し(東証JASDAQ)が前日比2円安(-5.13%)の37円と、年初来安値を更新しました。
債務超過に転落したことで上場廃止基準に抵触し、今年12月末までの猶与期間に入っている小僧寿しですが、前日の4日、投資家向けに「財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ」を公表していました。
それによると、
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- 17年12月期には「適切な経理・決算業務のために必要かつ十分な専門知識を有した社内における人材が著しく不足」し、決算・財務報告プロセスの各種資料における整備の不備や数値誤りなどが複数発覚
- 18年12月期には経理人員の補充を進め、不備の解消に努めたが、子会社の経理担当者の退職など、複数の退職者が引き続き発生。子会社増加に伴う業務量の増加に対応した経理部内の業務分掌や決算進捗管理体制の構築が期末までに実施できず、決算・財務報告プロセスにおいて複数の数値誤りが発生
──などとしています。
投資家と市場に対し、財務などの企業の情報は適切に開示される必要があります。このため、金融商品取引法に基づき、上場企業は内部統制上の重要な不備について開示が義務付けられています。小僧寿しは近年、「重要な不備」を毎年報告しており、18年3月にも会計人材が「著しく不足」していると公表していました。
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