ニュース
ヤフー社員、小学館漫画アプリを不正に改変した容疑で書類送検 ヤフー「疑いが事実であれば大変遺憾」
advertisement
小学館の漫画アプリ「マンガワン」のシステムを不正に改変し、閲覧できる制限時間を引き延ばした疑いでヤフーの男性社員(25)が警視庁渋谷署に書類送検されたと報じられている件について、ヤフーはねとらぼ編集部の取材に対し「事実確認を進めていますが疑いが事実であれば、大変遺憾であり、厳正に対処する予定であります」とコメントした。
「マンガワン」は小学館が2014年から提供しているスマホ向けアプリ。漫画作品を常時100タイトル以上配信しており、毎日8話まで無料で読め、さらに読みたい場合は課金する仕組みとなっている。
この無料で読める制限時間を、システムの改変によって16万時間超にまで引き延ばしたとして、12日に渋谷署がヤフー社員を私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで書類送検したと各紙が報じている。共同通信によれば、社員は不正の手口を自身のブログで公開していたという。
advertisement
ヤフー広報室は書類送検について、「事実確認を進めていますが疑いが事実であれば、大変遺憾であり、厳正に対処する予定であります。また、ご迷惑をおかけした出版社ならびに関係者の皆さまに対し深くお詫び申し上げます。今後このようなことが無いよう、社員教育を徹底してまいります」と今後の対応について答えた。
関連記事
iPhoneの機能を悪用した“AirDrop痴漢” 被害にあった人の体験談漫画に反響
被害を受けたら警察に相談を。児童ポルノをリツイートしたらアウト? 弁護士に直接聞いてみた
やっぱりアウトでした。漫画キャラを無許可で使った「玄関マット」がAmazonに大量出品 漫画家が「購入しないで」と呼び掛け
Amazonに現れた「海賊版玄関マット」――Amazon側の審査体制を非難する声も。漫画家に無断で全巻無料公開? Web漫画サイト「マンガBANG!」で著作権トラブル、複数作品が一斉公開終了に
漫画家の代理人、「マンガBANG!」運営会社、日本文芸社を取材しました。「加圧で痩せるシャツ」は根拠なし―― 消費者庁が9社に措置命令、中には「漫画村」出稿企業も
問題となっていた商品は一時「漫画村」にも広告が固定で表示されていました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.