レビュー

「軽く死ねますね」 南極よりも超近ぇ船橋港「SHIRASE5002」に巡礼してみた(2/3 ページ)

絶叫する60度を超えてきた……。【訂正】

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船内にも歴史あり「ここで船員が過ごしたのか」

 階段を降りて、船内に向かいます。船内の階段はスペシャルに急で、単に降りるのさえつらく感じるほどでした。これを日常的に使うのですから乗組員の人たちはさぞや大変だったでしょうね……。


これは穴……? いいえ、階段です。超急階段具合は手すりからも分かりますね

 船内に入ってまず案内してくれたのが、“よりもい”の登場人物も働いた「調理場」です。食事は美味だったそうです。海自所属ですので、金曜日にはもちろんカレーでした(関連記事)


しらせの調理室。アニメ本編とほぼ同じだった……!

 しかし、航海が長期に渡ることから新鮮な野菜類を提供することに苦労がありました。このため調理場に、かいわれ大根やもやしなどを栽培するための部屋も完備していました。

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しらせのメニュー例。カレーは甘口だったとのこと

 続いて奥には「談話室」があります。ここで非番の船員が休息を取っていました。とはいえ船の中。過ごし方も限られます。船員に人気だったのがボードゲーム。囲碁や将棋を楽しんだそうです。もしかして海戦系ボードゲームなんかもやっていたのかしら。


しらせの食堂と談話室

 その他、風呂場や医務室などがあります。さらに中央付近に面白い部屋が。ここは「理髪所」でした。とはいえ専属の理髪師がいたわけではありません。船員が互いに髪を切って、身だしなみを整えていたのだそうです。


医務室では手術もできるほどの設備があった

しらせの風呂場。これと同サイズの風呂場が複数あった

「タイガーカットハウスしらせ本店」は「失敗と絶望」「まあいいか」がウリの恐怖の理髪屋(笑)。ひぃぃぃ怖いよう

 最後にお待たせしました。しらせの「甲板」へ出ました。ここではヘリコプターの離着陸ができるほどの広大な広場。乗員たちが身体を動かす貴重なスペースでもあります。また、アニメのオープニングでは主人公・玉木マリたちが大縄跳びをしている謎シーンも、まさにここで繰り広げられていました。胸熱!


しらせの甲板。確かに、作中のように縄跳び大会も開催できる広さ

しらせの格納庫

 WNI気象文化創造センターはしらせを通じて自然を体感する「チャレンジングSHIRASE」というイベントを年に5回ほど実施しています。しらせに興味を持ったならば、日程をチェックしてぜひ参加しましょう!

 この他2019年4月現在、サッポロビール千葉工場が実施する工場見学ツアーに、SHIRASE5002船内を見学できる「SHIRASE5002&黒ラベル コラボツアー」もあります。

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 よりもいファンはもちろん、砕氷艦好き、気象に興味がある人、ビール工場見学と試飲、それぞれの目的を兼ねてしらせに訪れてみてはいかがでしょうか。

SHIRASE 5002


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