鎮痛剤は「痛くなったら即飲め」 痛みを我慢して救急搬送された体験描く漫画が目からウロコ
痛みは我慢しなくていい。
鎮痛剤って一体いつ飲めばいいの!? 漫画家のカミヲ(@face_bokoboko)さんが、自身の体験を通じて知った鎮痛剤の飲み方についてエッセイ漫画につづっています。
ある朝、PMS(月経前症候群)の症状で軽い頭痛と生理痛とともに目覚めたカミヲさん。いつものことなので治まるまでじっとしていることに。痛みはありましたが、薬はもっと痛くなったら飲もうと思っていたところ、子宮だけでなく腸も痛くなり、顔が冷たくなって冷や汗が止まらない状態になり救急搬送されました。
いつもと違う痛みや症状の原因は何かと思っていたところ、産婦人科の医師は「容態急変の原因は痛みですね」と説明します。え? 痛み!?
医師の話では、長い間同じ箇所に痛みを受け続けると……痛みの通る「道」が太く強化されるというのです。だから、痛くなったら薬を即飲むか、「むしろ痛くなる前に」飲むことで痛みの道を強化させないことが大切。カミヲさんが我慢せずに薬を飲むようになったところ、鎮痛剤を使う機会は以前より減ったといいます。
薬の使用については以前に第一三共ヘルスケアに取材した際に(関連記事)、「痛くなったときはすぐに飲んだほうが効果的」との見解でした。オムロンも「痛みが本格的になる前に飲んだほうが効果的」「鎮痛剤は、『そろそろ痛くなりそう』と思ったときに早めに飲むようにしましょう」と説明しています。痛みを我慢する必要はないのですね。
もちろん飲み過ぎは禁物で、「10日以上飲むと過度な服用とされ、痛みが収まるどころか、逆に薬物乱用頭痛に陥ってしまう可能性がある」(第一三共ヘルスケア)、「1カ月に10日以上鎮痛剤を飲んでいるような場合では、かえって痛みに対して敏感になってしまったり、薬に依存するようになる可能性があります」(オムロン)とのこと。用法・用量を守って正しく使用しましょう。
漫画を読んだ読者からは「自分も薬が効かなくなるのではと思っていた」「今日は痛くなりそうと思ったら即飲もう」など、それぞれの体験談と共に早めに対応できるようになったなどのコメントが届いています。
画像提供:カミヲ(@face_bokoboko)さん
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