高校生クイズが地区予選を廃止、代わりに「全国どこでもスマホ一斉予選」開催へ 「ついに」「時代だなあ」などの声も
39回目にして、時代が変わる。
毎年恒例の「高校生クイズ」こと全国高等学校クイズ選手権(日本テレビ系)ですが、第39回となる2019年は、これまでの地区予選大会を廃止し、代わりにスマートフォンを使った「全国どこでもスマホ一斉予選」を7月26日に実施することになりました(代表決定戦は7月31日に別途実施)。
「全国どこでもスマホ一斉予選」は3人1組で行われ、Wi-Fiとスマホがあれば日本全国どこにいても参加可能。エントリーは5月6日からはじまり、7月中旬に締め切られる予定です。
「地頭力クイズ」なる、知識よりも思考力が問われる問題の出題が予告されていて、問題はLINE QUICK GAME(ラインクイックゲーム)の「LINE みんなでクイズ」を使って出題されます。全国一斉開催のため、全国順位もすぐにわかるのだとか。
なお参加には1チーム3台のスマホ使用を推奨。実際にクイズで使用するのは1台ですが、クイズをしながら3人の動画を自撮りする必要があるほか(動画撮影はスマホでなくても可)、トラブルがあった場合の予備としても使えるため、やはり1チーム3台での参加を推奨しています。なおバッテリーがなくなって解答できなかった問題は得点ゼロとなるので、予備バッテリーもあった方がよいとのこと。予選の配信時間は1時間程度の予定です。
見事地区予選を突破したチームは、7月31日に行われる代表決定戦に参加できます。そこで勝ち上がったチームが、8月中旬に予定されている全国大会にコマを進めることができます。
ちなみに大会のメインサポーター、乃木坂46がライブ配信で高校生たちを応援してくれるとのこと。参加者限定の生パフォーマンスも見られる予定です。
しかし高校生クイズといえば、地区予選大会は欠かせないものでした。多くの高校生が会場に足を運んでひと夏の思い出を作った一大イベントであり、Twitterでもさみしがる声が聞こえてきています。
※画像出典:公式サイトより
(辰井裕紀)
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