10連休、金融機関やATMはどうなる? 改めておさらい 特に連休前後は要注意
連休前日は大行列? かも。
4月27日(土)から5月6日(月)という10連休が近づいています。期間中に気になるのが現金の工面。キャッシュレス決済が普及しているとはいえ、観光地などでは現金で支払うケースが多いと思われるので、現金の手持ちは必要になると思います。10連休の間、ATMなど金融機関はどうなるのか、注意点をおさらいしておきましょう。
ATMは利用できる
全国銀行協会(全銀協)によると、連休中であってもATMは利用できます(土日・祝日扱いになります)。コンビニエンスストアのATMも同様に利用できます。
政府の関係省庁等連絡会議によると、金融機関は、ATMの現金が不足しないよう、24時間自動で監視し、警備会社の人員や現金量を、例年の長期連休に比べて1日当たり3割増やすなどして対応するとのことです。
ただ、全銀協は、あらかじめ連休中に多額の現金が必要になることが分かっている場合は、連休前に準備したり、事前にATMの引き出し限度額を引き上げる手続きをしておくなど、余裕を持った対応を呼び掛けています。
また、両替機は連休中に利用可能な銀行が限られるので、連休中に硬貨などが必要な場合は、連休前に早目に準備しておいたほうがよいとのことです(結婚式に出席する予定がある人は、ご祝儀に入れるピン札を早めに入手したほうがいいかもしれませんね)。
・三菱UFJ銀行の告知
・三井住友銀行の告知
・みずほ銀行の告知
振り込みや口座引き落としは?
振り込みは、全銀協によると、全国銀行資金決済ネットワークが休日などに提供する「モアタイムシステム」に接続する金融機関同士であれば、連休中でも原則、振り込みの即時入金が可能です。同システムには銀行やネット銀行、信金など504の金融機関が参加しています。
また全銀協によると、10連休中に口座振替日が設定されている場合、口座からの引落日は翌営業日の5月7日扱いになるため、前もって必要な資金を入金しておくよう呼び掛けています。
窓口は基本的に休み
一方、窓口については「10連休中は銀行法の定める休業日となることから、多くの銀行において窓口をお休みさせていただくことが想定されます」(全銀協)と、基本的に休みになります。このため、ATMやネットバンキングの限度額を超える振り込みが必要な場合、連休前に済ませておいたほうがいいでしょう。
連休前後はとても混雑する可能性
全銀協や各銀行が特に注意を呼び掛けているのが、10連休前後の混雑です。
三菱UFJ銀行によると、「10連休前後はお取引が集中し、通常よりもお取引の処理に時間を要する可能性がございます。大変お手数をおかけしますが、10連休前後を指定日とするお取引につきましては、極力早期のご依頼・お手続をお願いします」とのことです。
また三井住友銀行も「4月26日(金)および5月7日(火)は、各種お手続の集中や、店頭の混雑が予想されます。それに伴って、お手続の完了までに通常よりお時間をいただく場合がございます。例えば、4月26日(金)は、お振込の集中により、振込発信/着金にお時間をいただく場合があります」としています。
大型連休としては初の10連休に月末が重なるため、連休前日の26日に銀行窓口などがどれほど混雑するのかは予断を許しません。用事がある人は早めに済ませておきましょう。
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