ヤフー広告、アフィリエイトサイトなど“成果型報酬サイト”の広告配信を原則不可に 広告配信基準の厳格化で
アフィリエイトサイトがヤフーの広告を使い、自分のサイトに誘導する広告は今後配信不可能になります。【※訂正あり】
ヤフーは5月8日、同社の広告配信サービス「Yahoo!プロモーション広告」の審査判断基準を変更し、いわゆる「アフィリエイトサイト」を含む“成果型報酬サイト”の広告掲載を原則不可にすると発表しました。新基準の適用は6月3日から。
【5月9日17時30分追記】※初出時、「成果型報酬サイト“への”広告配信を原則不可に」と記載していましたが、「成果型報酬サイト“の”広告配信を原則不可に」の誤りでした。アフィリエイトサイトがヤフーからの広告を掲載できなくなるわけではなく、「アフィリエイトサイトがヤフーの広告を使い、自分のサイトに誘導する広告を配信できなくなる」というのが今回の審査判断基準変更の内容になります。お詫びして訂正いたします
「Yahoo!プロモーション広告」では以前から、「ユーザーにとって有用性の低いサイト」の広告は掲載しないと定めていましたが、今回の変更でこれをさらに厳格化。「成果報酬型サイト(アフィリエイトサイトを含む)およびそれと同等と判断したサイト」の広告は配信しないとの基準を新たに示しました(一部、ヤフーが適切であると判断したサイトを除く)。これまで配信されていた広告であっても、新基準に抵触する場合は6月3日以降順次広告配信を停止。なお、変更理由については「ユーザー保護および広告掲載面の品質向上のため」としています。
「Yahoo!プロモーション広告」では2018年から、広告配信ガイドラインの厳格化に取り組んでおり、去る4月19日にも、掲示板サイトの情報をまとめたサイト(まとめサイト)」や「個人運営のゲームなどの攻略サイト」など約5900件の広告配信を停止していました(関連記事)。
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