これがロシア流カスタム道……！　英ベントレー「コンチネンタルGT」を無限軌道に魔改造した「ウルトラタンク」がめっちゃ楽しそう（1/2 ページ）

　英国の自動車メーカー「ベントレー」が製造している高級車「コンチネンタルGT」に、戦車のような無限軌道を装着した魔改造車「ウルトラタンク」が注目を集めています。

　魔改造の餌食となったコンチネンタルGTは、ベントレーが2003年から販売している同社を代表する人気シリーズで、日本では2581万円で販売されている高級車です。

　そんなコンチネンタルGTに戦車や重機などで採用されている無限軌道を装着するという暴挙に出たのは、ロシアの人気YouTubeチャンネル「AcademeG」のメンバーたち。ネットを通じて安く手に入れた初代コンチネンタルGTの故障車をベースに、約9カ月もの時間をかけて作り上げました。

　コンチネンタルGTには560馬力を発揮する6.0リッターW型12気筒エンジンが搭載されているのですが、残念ながら故障していたもよう。仕方なく彼らはレクサスなどに搭載されているトヨタ製4.3リッターV8エンジンを移植したそうです。

　ボディの一部をカットして、自作したフレームを装着。専用に調整が加えられた無限軌道の装置を取り付けています。

　低回転域ではうまく動力を伝えられずにエンストしてしまうそうですが、しっかり回してやれば軽快な走りを見せるウルトラタンク。急こう配もあっさり登りきるなど、無限軌道ならではの驚異的な踏破性を映像で披露しています。

　履帯がゴム製のせいか、転回時に外れてしまうアクシデントもあったようですが、その場に修理している様子も映像に残されています。手際が良すぎる。

（春山優花里）