速報

新設「鈴鹿PAスマートIC」がキモ 今後数年は使える「新・鈴鹿サーキット渋滞回避テクニック」レースフォトグラファー奥川浩彦の「サーキットへ行こう」(4)(3/3 ページ)

さぁSUZUKAへ行きましょう~。鈴鹿PAのトイレも「必聴」ですよ。

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「鈴鹿PA」のトイレがすごい モータースポーツファンならば一度は立ち寄るべし!

 行ってビックリ! 鈴鹿PAスマートICのある「鈴鹿PA」はモータースポーツファンにはたまらない仕掛けがあります。


「鈴鹿PA」。施設の中央入口に“S”uzakaのモニュメントがある

鈴鹿PAのレイアウト図。右が名古屋、左が大阪方面(出典:NEXCO中日本

 まずは実物F1マシンの展示。佐藤琢磨選手が2007年に乗ったF1マシン「スーパーアグリ SA07」があります。その横には2018年F1日本グランプリ決勝で1位~3位を獲得したハミルトン選手、ボッタス選手、フェルスタッペン選手の手形も飾られています。


新名神「鈴鹿PA」にはF1マシンが飾られている

F1ドライバーの手形も

上からハミルトン選手、ボッタス選手、フェルスタッペン選手の手形

 さらに男性トイレ個室の1つは壁一面がモータースポーツの写真で埋め尽くされています。下り線(名古屋→大阪方面)側はF1、上り線側は鈴鹿8耐の写真でした。

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 さらにさらに、女性トイレにある擬音装置(有名なのはTOTO「音姫」。この施設はINAX「サウンドデコレーター」)が男性トイレにも設置されています。何と「F1のエキゾーストサウンド」が鳴り響きます。どこまでの快音なのか、肝心の消音効果はどうなのか。うん。男性の方はぜひご自身で試してみてください!

 鈴鹿PAを使うならば、スマートICで乗り降りするだけでなく、施設に立ち寄ってトイレのハシゴをするのも面白いですよ。

下り線側男子トイレ個室の1つは壁一面がF1の写真で埋め尽くされている
上り線トイレは鈴鹿8耐。ちなみにこれらの特別個室は1つだけです

これだ! ここから鈴鹿サーキットの神の声が聞こえてくるかもしれません

フロアガイド。サービスエリアほど広大ではないが、飲食店やコンビニはある

下り線の入口には“O”sakaのモニュメント

上り線の入口には“N”agoyaのモニュメント

2019年もSUPER GTは面白い

 以前の回でSUPER GTの魅力は「(1)ハンデキャップレースで接戦」「(2)タイヤ戦争」とお伝えしました(関連記事)。もう1つあります。3つめは「参加台数の多さ」です。GT500クラスに15台、GT300クラスに29台、計44台が同時にコースを走ります。F1やスーパーフォーミュラは20台ですから倍以上です。

 レースがスタートしてしばらくすると、先頭の速いマシンが最後尾のマシンに追い付いて周回遅れにします。すると……そこからゴールまで「目の前をほぼ途切れることなくマシンが通過」します。速いマシンと遅いマシンが混走するので、周回遅れのマシンも利用した抜きつ抜かれつのバトルが頻発します。「順位の入れ替えが多く、接戦になりやすい」「毎回、最後まで目の離せない面白いレース展開になる」。だから、SUPER GTは面白いのです。

 ゴールデンウイーク期間に富士スピードウェイで開催された第2戦は、GT500クラスのトップが10回も入れ替わる大接戦でした。7位スタートの38号車レクサスが決勝110周のうち、終盤99周で23号車のGT-Rを抜いて優勝しました。GT300クラスは最終ラップまでテール・トゥ・ノーズのバトルで11号車GT-Rが優勝。SUPER GTらしいワクワクしっぱなしの面白いレースでした。

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逃げる23号車GT-Rと追う38号車レクサスのバトル(撮影:奥川浩彦/提供:Car Watch)

38号車レクサスが逆転しトップに立ち優勝した(撮影:奥川浩彦/提供:Car Watch)

GT300クラスは最終ラップまでテール・トゥ・ノーズのバトルが展開された(撮影:奥川浩彦/提供:Car Watch)

 2019年5月25~26日に「SUPER GT 第3戦 SUZUKA GT 300km RACE」は日本のモータースポーツの聖地、鈴鹿サーキットで開催されます。

 SUPER GTが鈴鹿サーキットで開催されるのは年に1回だけ。東海地方や関西地方の人はもちろん、関東地方の人もクルマでも電車でも行けます。ぜひサーキットへ出向いて、白熱のバトルを堪能してみてほしいです。前回解説した、「楽しい流し撮り」(関連記事)にチャレンジするのもバッチリな機会です!

 ちなみに鈴鹿サーキットは、実況放送をFMラジオで聞けます。爆音でマシンが通過するので、実況をラジオで聞くならばイヤフォンも持参するとよいですよ。

奥川浩彦

 メルコ(現:BUFFALO)の広報担当、イーレッツで「線上のメリークリスマス」などを世に送り出し2006年末に広報コンサルティングを行うiPRを起業。海外ベンダーからスタートアップのローンチまで、さまざまな企業の広報を支援。副業はフォトグラファー兼ライター。

 レース初観戦は1981年。F1日本グランプリは1987年から皆勤賞(継続中)。インプレス・Car WatchでF1撮影記「撮ってみましたF1日本グランプリ」などを連載。レースシーズンは本業の傍らフォトグラファーとして、F1、MotoGP、SUPER GT、スーパーフォーミュラなど各地のサーキットを転戦し、レース写真とともにレースの楽しさを伝えている。


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