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未成年者の「自画撮り被害」に対する危機感薄く ネット上の友だちに「顔・容姿・本名」を教えても良いとする回答も

ネット上の友だちへの信頼感の高さが感じられます。

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 デジタルアーツは5月24日、第12回目となる「未成年の携帯電話・スマートフォン利用実態調査」を発表(関連記事)。未成年者、保護者ともに「自画撮り被害」等に対する危機意識の低さが明らかになったとしています。

※自画撮り被害……未成年者がだまされたり脅されたりして自分の裸体等を撮影し、メール等で送らされ脅迫等を受けるという、最近急増している被害。

「第12回未成年の携帯電話・スマートフォン利用実態調査」の結果報告から

 同調査は、携帯電話・スマートフォンを所持する全国の小・中・高校生男女618人と保護者層618人を対象として、4月1日~2日にインターネットで実施。インターネット・SNS上でのコミュニケーションの現状などについてアンケート調査を行いました。

 ネット上のみでコミュニケーションを取る友だちがいる高校生は49.5%で、顔や容姿を教えても良いと考える未成年の割合は24.1%、本名も21.6%は明かしても良いと回答。特にネット限定の友だちを持つ割合が多い女子高校生は、実際に会うことを64.8%が希望するなど、ある程度の信頼感を持っているのがわかります。

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ネット限定の友だちがいる割合
ネット限定の友だちに「顔や容姿」等を教えられる割合。女子高校生は全体と比べても高い

 一方でネット上のリスクに関しては、「個人情報の漏えい」といった社会的な通念や知識の範囲のみで危機意識が増加。自分自身がネット上での出会いをきっかけとした被害に遭う危険については、未成年者、保護者ともに危機感が薄い印象で、「自画撮り被害」について保護者の97.2%/未成年の93.7%が実感がないという結果が出ています。

 なお、SNSで特定の相手とやり取りをする女子高校生のうち、18.6%が「自分の顔または身体が写っている写真・動画を送ってほしい」と言われた経験があると回答。男子高校生でも13.0%が経験があると回答しました。

未成年者らがSNSで経験のある事柄

 その他、調査結果の詳細は、デジタルアーツの調査活動ページにて公開されます。

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