ニュース

「アラートループ事件」神戸地検の起訴猶予処分に担当弁護士が声明

「嫌疑なし」に該当する旨の判断をするべきだったとしています。

advertisement

 インターネット上の掲示板に「不正なプログラム」を書き込んだとして検挙された39歳男性と47歳の男性に対し、神戸地検が起訴猶予処分としたことについて、担当した弁護士が声明を発表しました。

 横浜パーク法律事務所の南竹要弁護士、室之園大介弁護士は、男性2人が「今後裁判にかけられ、無罪立証の負担を強いられる煩を事実上避けることができた」ことについては一安心としつつも、「潔く不起訴処分としての『嫌疑なし』に該当する旨の判断」をするべきだったとしています。

 「今回の起訴猶予処分は、個別の事情で起訴しないこととした、というものに過ぎず、今後も、捜査機関が法的素養を欠いた濫用的摘発に走りかねない状況に対する抑止効果としては不十分です」(声明文から)

advertisement

 声明文には、「法曹の一翼を担う検察官としては、その職責を全うしていないと社会から批判されてもやむを得ません」「『犯罪にあたると考えるが今回だけは起訴しないでおいた』という姿勢でお茶を濁して終局的に終わらせる検察官の態度」など、検察への強い怒りが感じられる文言が見受けられます。

 両弁護士は、捜査機関側の不当な捜査、それにより男性らの生活に生じた支障の責任を問うため法的手段を講じることも視野に入れ、今回の件や類似事案に対する社会正義の実現に携わっていくと述べています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  2. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  7. 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  8. 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
  9. “膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
  10. 「2度とライブ来るな」とファン激怒 星街すいせい、“コンサート演出の紙吹雪”が「3万円で売買されてる」 高値転売が物議