パンツを盗んで通報されたカンガルー!? クセが強すぎる動物のエピソードを集めた『泣けるいきもの物語』発売
東武動物公園のフンボルトペンギン「グレープ」君も登場します。
動物たちの仰天エピソードを集めた児童書『泣けるいきもの物語』が、5月23日に学研プラスから発売されました。
同書に収録されているのは世界中で語り継がれてきた驚愕の動物エピソード。人間の常識が通用しない、動物たちが引き起こした事件の一部をのぞいてみましょう。
下着泥棒を捕まえてみれば
2011年の夏、チェコの首都・プラハの警察に「下着を盗まれた」という通報が相次ぎました。狙われたのはレースやフリルが付いた下着。庭に入り込んで洗濯物を盗み出すという大胆な犯行です。
程なくして見つかったのは被害者宅の庭で飛び跳ねているカンガルー。ジャンプ力を生かし下着を取り込んでいたそうです。
このカンガルーは近所で飼われているペットの「ベンジー」。飼い主であるペーテルさん宅を逃げ出して犯行に及んでいたようです。
この事件に慌てたのはペーテルさん。「ベンジーがどこで下着を盗むことを覚えたのか見当もつかない。教えたわけでもないし、私にそんな趣味があってマネされたわけではありません」と、誤解を解くのに必死だったそうです。
この他にも「36本ものビールを飲み干して泥酔したクマ」や「115歳で離婚したゾウガメ夫婦」「水族館から決死の脱出を試みたタコ」など42のストーリーを掲載。2017年10月に天国に旅立った東武動物公園のフンボルトペンギン「グレープ」君のエピソードも取り上げています(関連記事)。
この他に、絶滅が心配される9種の人気動物も紹介。「突然食べものがなくなるかもしれないジャイアントパンダ」や「氷がとけて狩りができないホッキョクグマ」など、彼らが直面している現実を知ることができます。
監修は『ざんねんないきもの事典』などを手掛ける今泉忠明さん。四六判/176ページオールカラーで価格は900円(税別)です。
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