まごうことなきあの世界 ディズニーランドにオープンした「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」を体験してきた:ここでは、あなたのストーリーが主人公(2/4 ページ)
写真で見るだけでは分かりにくいそのスゴさを、一足先に“銀河の辺境”へ足を踏み入れてレポートしましょう。
コカ・コーラもスター・ウォーズ世界流に、レストラン/ショップも“アトラクション級”
見逃せないのが、レストランやショップをはじめとするエリアの作り込みです。特に多くの人が気になるのは、映画の中でも登場する酒場でしょう。ブラック・スパイア・アウトポストを代表する酒場「オーガのカンティーナ」では、ドリンクもさることながらちょっと見逃せないドロイドがいます。
そのドロイドとは「DJ R-3X」——通称DJレックス。実はこのドロイド、初代「スター・ツアーズ」にて、初めてパイロットとなったフライトで私たちを恐怖のどん底に陥れた、あのパイロットドロイドだったりします。
しばらくDJレックスのプレイを聞いていると、突然酒場全体がパワーダウンして照明がチラチラしはじめ、DJレックスも電源を喪失しそうになり「次こそはうまくやるよ!」としゃべったり、「君たちはここに来るの初めて?実はボクもなんです!」と、大変懐かしいせりふ回しが聞けます。実はこの声、オリジナルのスター・ツアーズでもレックスの声を担当していたポール・ルーベンスが再び参加しています。
もう1つ見逃せないのは銀河を巡るコレクターが運営する「ドク=オンダーのデン・オブ・アンティーク」。地元では闇市場の門番として恐れられるドク=オンダーが店の片隅でニラミを聞かせています。このお店ではルークを苦しめたワンパのはく製が置かれていたり、失われた聖櫃なども収蔵されているとか……?
また、RシリーズやBBシリーズのアストロメク・ドロイドをゲストがカスタマイズして作れる「ドロイド・デポ」や、秘密のワークショップで特殊な部品、そしてカイバー・クリスタルを使い、自分だけのライトセーバーを作る「サヴィのワークショップ:ハンドビルト・ライトセーバー」なども。
ドリンクもびっくりするものが。まずはブラック・スパイア・アウトポストでしか飲めない「コーラ」。タダのコーラじゃありません。スター・ウォーズ銀河で使われるオーラベッシュ語で書かれた、オリジナルのボトルで提供されています。
そしてみんなが飲みたいと思っていた、あのブルーミルクが提供されています。それだけでなくグリーンミルクまで。一風変わった味にフルーティーなアクセントを加えたシャーベット状のドリンクですが、グリーン・ミルクはより爽やかな風味が楽しめます。
各ショップ/レストランは大変趣向が凝らされており、オーディオアニマトロニクスと呼ばれる技術で、クリーチャーやドロイドが生きているかのように存在します。これらが世界を作り出し、まるで本当に違う惑星に来たかのような印象を与えます。もはやそれぞれがアトラクション。いくら時間があっても足りないかもしれません。
新エリア「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」は、カリフォルニアの元祖ディズニーランドにおいて2019年5月31日にオープンしました。アメリカにはもう1つ、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドがありますが、その中にあるディズニー・ハリウッドスタジオでも8月29日に同様のエリアがオープンする予定です。
なお、ディズニーランドにおいてはオープンの2019年5月31日から6月23日までの間、スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジへの入場は有効なパークチケットの他、事前予約が必要です。が、すでに予定数に達しているため、予約受付は終了しています(ウォルト・ディズニー・ワールド側のスター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジでは予約は不要です)。
2019年末までには、待望の2つめのアトラクション「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」がオープン予定。これも大変な力の入り方ですので、正座してオープンを待ちたいと思います。
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