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メガドラミニの40本目は「マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー」か「メガドラ版テトリス」でお願いします(願望)

どっちが来ても死ぬ覚悟はあります。

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 育休中の副編集長(@tekken8810)です。育休中ですが、明日のセガの発表次第では死ぬ可能性があるので、今のうちにと思ってこれを書き残しています。

 メガドラミニに収録される「最後の10本」の発表がとうとう明日に迫ってきた。発表は6月4日20時から、YouTube Liveニコニコ生放送Periscope(URLは当日セガ公式Twitterで告知)で同時放送予定。予想では最後の最後にとんでもないタイトルが発表されて心臓発作で僕は死にます。あとのことは頼んだ。

 大げさに聞こえるかもしれないが、同じような心境のメガドライバーはきっと他にもいるはずだ。なんといっても、30本目の発表がスゴすぎた。記事でも書いたが、まさか幽遊白書 魔強統一戦を入れてくるとは思わなかった。よくぞあの傑作を、そしてよくぞあの版権的にややこしそうなタイトルを入れてくれた。実際どれくらい大変かはよく分からんけど、とにかく大変だっただろうなと思います。

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記事でも「幻の超傑作」と書いた「幽遊白書 魔強統一戦」(発表映像より)

 しかも恐ろしいのは「幽白ですら30本目」という点だ。セガは今回、収録タイトル40本を、10本ずつ4回に分けて発表するというスタイルをとっている。あえて「幽白」を30本目に持ってきたということは、残る10本にはそれ以上の爆弾が潜んでいるということだ。

 となると、40本目は何なのか? 「幽白」以上のインパクトとなるとタイトルはかなり絞られてくる。Twitterでも既に多くのメガドライバーたちが「40本目」を予想しているが、僕の予想もここで書いておきたい。

 というか、30本目が「幽白」だった時点で、もうこの2本のどちらかしか考えられないだろう。

 「マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー」と、「メガドライブ版テトリス」だ。

幽白が行けるなら「ムーンウォーカー」も入れてくれ

 メガドラミニが発表された当初、僕の中で「収録されたらうれしいけど多分無理だろう(版権的な意味で)」というタイトルが2本あった。1つが「幽遊白書 魔強統一戦」で、もう1つが「マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー」だ。同じように考えていたメガドライバーは多かったようで、「幽白」の発表直後から、Twitter上では「幽白が行けるんならマイケルも行けるのでは……?」という声がちらほらと聞こえはじめた。僕もそう思う。

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マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー(画像は駿河屋から)

 世間的にはバカゲー扱いされている同作だが、僕はあの当時のセガを象徴するゲームとして、「ムーンウォーカー」はやはり外せないと思っている。

 何といってもあのマイケルが、自らセガに「僕のゲームを作らないか?」と企画を持ち込んだ作品なのだ。任天堂でも、ハドソンでも、ましてソニーでもない。もともとマイケルは来日時にセガ本社を訪れるほどのセガファンで、だからこそセガに企画を持ち込んだのだ。他の人はどうだったか知らないが、「マイケルが選んだセガ」というのを、メガドライバーの僕は少なからず誇りに思っていた。

Beep復刻版より、マイケル・ジャクソンがセガ本社を訪れた時の記事(1982年2月号収録)

 そんなマイケルも2009年に亡くなり、あの「ポーゥ!」という声がゲーム機から流れることもなくなってしまった。僕が覚えているかぎりでは、同じくセガから発売された「スペースチャンネル5 part2」のPS3版が直近では最後だったと思う。

 「ムーンウォーカー」収録の「ポーゥ!」はもちろん在りし日のマイケルの肉声をサンプリングしたものだ。権利面がどうなっているのか部外者の自分にははかりかねるが、もしまたセガのハードであの声が聞けるのなら、どんなにうれしいだろう。

メガドラミニで動く「メガドラ版テトリス」を見てみたい

 そしてもう1本、別の意味で「収録されたら死んでもいい」と思っているのが、当時発売寸前まで行ったにもかかわらず、ライセンス問題で結局発売されなかった幻の「メガドラ版テトリス」だ(発売中止騒動についてはググればいくらでも情報が出てくるのでここでは省略)。

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 普通に考えれば未発売ソフトはさすがに対象外だと思うが、ここまでの流れを考えれば「最後の1本に未発売ソフトを持ってくる」というのも十分にありえそうな気がしてくる。ミニスーファミの「スターフォックス2」という前例もあるし。

2011年にeBayに出品され話題になった、アレクセイ・パジトノフ氏のサイン入り「メガドラ版テトリス」。最終的には100万ドルで落札された(画像はeBayより)

 そもそも未発売ソフトと言っても、同作の場合ゲームは100%完成しているし、実はPS2のSEGA AGES 2500 シリーズ Vol.28 テトリスコレクションにもしっかり収録されていたりもする。まさかPS2で出せてメガドラミニに入らないということはなかろう。こうして考えてみると、実は“幻”といいつつ「意外に収録できそう」な1本でもある。

「テトリスコレクション」収録の「メガドラ版テトリス」(セガ公式サイトより)

 とはいえ「メガドラ版テトリス」がもし収録されるなら、メガドライバーにとってその意味は大きい。日本でテトリス人気に火をつけたのはセガのアーケード版だし、そのセガが発売寸前のメガドラ版を泣く泣くお蔵入りにしなければならなかった無念は想像に余りある(あと内容面でもやっぱりセガ版が頭一つ抜けていたと思う)。当時もし発売できていたら、ゲーム業界の勢力図も今とは違うものになっていたかもしれない。「メガドラ版テトリス」とはそういうタイトルだ。

 だからこそ、メガドラミニで「テトリス」が動くところを見てみたい。メガドラユーザーの夢だった「テトリス移植」が30年越しでかなうのなら、メガドラミニの40本目にこれ以上ふさわしいタイトルはないだろう。

なんなら両方入れてくれてもいいんですよ

 「マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー」と、「メガドライブ版テトリス」、どちらが来ても死ぬ準備はできているし、なんなら両方来てくれてもいい。その場合は「どっちを40本目にするか」が問題になる気がするが、そのときは40本目を「ムーンウォーカー」にして、メガドラ版テトリスは未発売ということで「41本目」にすれば解決だ。ここまでのファンサービスを考えたら、こちとら「実は41本入ってました~!」くらいのサプライズはとうに想定済みである(そもそも「ゲームのかんづめ」が入っている時点で既に「40タイトル」ではなくなっているわけで)。

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 ということで、明日のこの時間には恐らく最後の収録タイトルと、僕の生死もはっきりしていることと思います。しかし収録タイトル発表だけでここまでドキドキできるなんて、つくづくセガファンでよかったなあ~。

ライター:池谷勇人(てっけん)

今はなき雑誌「ゲーム批評」でゲームライターデビュー。それからいろいろありまして現在はねとらぼ副編集長に。Twitterではもっぱらゲームの話ばかりしています。セガとの初接触は幼少期に親戚の家で触ったSG-1000II。

これまでに発表された「メガドラミニ」収録タイトル

  • ソニック・ザ・ヘッジホッグ2
  • ぷよぷよ通
  • シャイニング・フォース~神々の遺産~
  • バンパイアキラー
  • レッスルボール
  • ガンスターヒーローズ
  • コミックスゾーン
  • レンタヒーロー
  • スペースハリアーII
  • 魔導物語I
  • サンダーフォース III
  • スーパーファンタジーゾーン
  • 武者アレスタ
  • アイラブ ミッキー&ドナルド ふしぎなマジックボックス
  • ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌
  • ハイブリッド・フロント
  • ランドストーカー ~皇帝の財宝~
  • 魂斗羅 ザ・ハードコア
  • ダイナブラザーズ2
  • ゲームのかんづめ お徳用
  • 大魔界村
  • ストリートファイターIIダッシュプラス
  • ロックマンメガワールド
  • ゴールデンアックス
  • ザ・スーパー忍
  • ファンタシースター 千年紀の終わりに
  • ストーリー オブ トア ~光を継ぐ者~
  • タントアール
  • パーティークイズ MEGA Q
  • 幽遊白書 魔強統一戦
これまでに発表された30タイトル(公式サイトより)

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