娘と公園で遊んでいたら不審者と勘違いされ通報された―― 声優・落合福嗣さんの体験談に大反響
落合さん自身は通報した人を悪いとは思っておらず、ただ「通報せざるを得ない世の中が悲しい」とつづっています。
声優の落合福嗣さんの体験談が、Twitterで話題を呼んでいます。長女と公園で遊んでいたら、他の母親たちに不審者と間違われて通報され、警察官から職務質問を受けたというのです。
きっかけはライブドアニュースで配信されたキャリコネニュースの記事。「公園のベンチに座っていた男性が、『普段は見ない人だから』と不審者扱いされた」といった内容でした。これにちなんで、落合さんは自身の体験を明かしたわけです。
落合さんは職質を受けた際、「(女の子が)あなたのお子さんと証明できるものはありますか」と聞かれましたが、保険証などは妻が持っていたため、すぐに対応できずあわてることに。どうにかスマートフォンに入っていた写真を見せて、警察官に説明できたそうです。
この一件は大きな反響を呼びました。「実の親子が一緒に遊んでいるだけで通報されるのか」などと通報した女性が批判される一方、「母親の立場からすれば、見慣れぬ男の存在に“万が一の事態”を懸念するのも仕方ないのでは」といった声もあり、意見は賛否分かれています。こうした反応を受けて、落合さんは詳しい経緯をつづりました。
当時3歳だった娘さんにせがまれて、落合さんが普段は行かない公園に連れていったときのこと。一緒に遊具で遊んでいる最中、5人のお母さんたちが公園に現れたので、軽く会釈を交わしたそうです。
すると警察官が現れて女性たちと話したのち、落合さんに「何かお子さんと証明できるものはありますか?」と質問。「娘が『パパ』と呼んでいるのは証明になりますか?」と返答したところ、「子どもの言うことなので」と、納得してもらえなかったそうです。
それもそうかと承知した落合さんは運転免許証を出し、娘さんの保険証は妻が持っていると伝えたうえで、子どもとのツーショット写真や家族写真をいくつか提示。警察官は納得のうえ、女性たちに説明して去っていったといいます。
その後警戒心が解けたのか、女性の一部が寄ってきて、落合さんの仕事や娘さんの幼稚園などについて聞いてきました。そこから、互いの子どもが違う幼稚園に通っていると判明。彼女たちが見慣れぬ親子に驚くのも無理はないと、落合さんは納得したそうです。
通報について謝罪はなく、女性たちは「気をつけてくださいね」と笑顔で去っていったといいます。後日、その公園に夫婦そろって娘さんと3人で行ったところ、娘さんは妻と遊ばずに落合さんにべったりで、理由を聞くと「パパが連れてかれちゃうから」と半泣き。その公園には現在まで一度も行っていないそうです。
理不尽な仕打ちを受けたように思える話ではありますが、落合さん夫婦は「平日で他の子どもたちがいないような時間に、身長185センチのでかいおじさんが公園にいたら、そりゃ怪しいよな」と、笑い話で済ませたそうです。
そして、「お母さんたちやおまわりさんに対して負の感情はまったくない。ただただ、通報せざるを得ない世の中に悲しさを感じる」とコメント。親子連れで公園などに行くときは、子どもの保険証や写真を持っていると安心だと語りました。なお、現在5歳になった娘さんは、家族で公園に行くと、ほかの大人たちに「あれ私たちのパパ!」と言ってくれるそうです。
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