Twitter連携サービス「TwiGaTen」を自宅で運営しただけで家宅捜索? 神奈川県警と本人を取材(1/3 ページ)
「TwiGaTen」の運営者が突然家宅捜索を受けたと告白。
「自宅のサーバでTwitter連携サービスを運営していたら家宅捜索を受けた」――とブログで詳細を告白した投稿が、ネットユーザーに衝撃を与えています。家宅捜索を受けた本人と、神奈川県警双方を取材しました。
ことのあらまし
家宅捜索を受けたと明かしたのはTwitter連携サービス「TwiGaTen」を運営する204504bySEさん。TwiGaTenは、調べたいツイートのURLを入力すると、Twitter上の類似画像や画像転載を見つけられるというもので、利用登録者数3万人以上の人気連携サービスです(2019年6月11日時点)。
そんな204504bySEさんのもとへ神奈川県警が家宅捜索に来たのは6月初旬のこと。204504bySEさん宅からTwitterへと、「わいせつ画像」が投稿されたというのです。捜査員は「間違いなくこの家から投稿されていた。プロバイダーにも確認済みだ」「(ハンドルネーム)というアカウント使ってるでしょ?」「心当たりあるでしょ?」「(ブランド名)のTシャツ持ってるでしょ?」と尋ねてきたそうですが、204504bySEさんは寝耳に水の状態。
捜査員らはその場で204504bySEさんのスマートフォンを「押収」し、Twitterアカウントの確認などが行われました。またこの他にもWi-Fiのアクセスポイントや、電話ルーターのラベル、プロバイダーの契約書類、犯人が当該わいせつ画像の中で着ていたという服を捜索するためタンスの中なども撮影されたとのことですが、結局何も見つからず、捜査員らは引き上げていきました。
家宅捜索はTwiGaTenの運営が原因?
わいせつ画像の投稿など全く身に覚えのない204504bySEさんは、家宅捜索を受けた理由について、自身が運営する「TwiGaTen」が原因ではないかと推測。わいせつ画像を投稿したアカウントのログイン履歴を見て、当該アカウントを「204504bySEさん、もしくは204504bySEさんの家族が所有するものではないか」と考えた神奈川県警が自宅に踏み込んだのではないかというのです。
しかしTwitterのログイン履歴には「どのアプリからログインしたか」「そのアプリの権限」が併記されているものの、TwiGaTenのトークンは「読み込み」しかできないため、わいせつ画像の投稿は不可能。204504bySEさんは「自宅でTwitter連携サービスを運営するときは相応の覚悟が必要」「警察はログイン履歴をもう少しちゃんと見てくれ」とつづり、大きな反響を呼びました。
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