歯に当てると音楽が聞こえる“魔法の歯ブラシ”を京セラとライオンが共同開発　仕上げ磨きに悩むパパたちが製品化

　京セラとライオンは、ブラシを歯に当てると音楽が聞こえる、子ども向け仕上げ磨き専用ハブラシ「Possi（ポッシ）」を開発しました。

　ポッシは、子どもの仕上げ磨きが満足にできないことに悩むお父さんたちが中心となって開発されました。電気信号を振動（音）に変換する圧電セラミック素子が、歯ブラシのヘッド部分に埋め込まれ、歯ブラシのヘッド部分が歯や口腔（こうくう）内に触れている間のみ、本人に音楽が聞こえます。

　「子どもが嫌がる歯磨きを楽しい時間に変える」をコンセプトに開発。子どもが好きな丸い形とカラフルなデザインを採用したほか、スマートフォン等をオーディオケーブルで接続することで、お好みの音楽を再生することができるようになっています。

　京セラは、2018年よりソニーが展開するスタートアップの創出と事業運営を支援するプログラム「Sony Startup Acceleration Program（以下SSAP）」の社外向け案件第1号として、製品開発に取り組んできました。ポッシは、ソニーが提供するスタートアップの事業化のためのノウハウをベースに、京セラの有するセラミック技術と、ライオンのオーラルケア製品に関するノウハウを融合したものとなっています。

　ソニーが運営するクラウドファンディングサイト「First Flight」にて、事業化に向けたクラウドファンディングが始まっています。

（高橋ホイコ）