ニュース
海賊版サイト「漫画村」元運営者がフィリピンで拘束 現地メディアが伝える
日本への引き渡しも。
advertisement
フィリピン入国管理局は7月9日、海賊版サイト「漫画村」を運営していた星野ロミ容疑者を拘束したことを明らかにした。
現地メディアによるとニノイ・アキノ国際空港で拘束され、現在タギッグ市にある施設に収容されているとのこと。日本に強制送還される見通し。
漫画村は人気漫画や雑誌の最新号を著作権者に無断で掲載し、PCやスマホから誰でも無料で閲覧できる状態にしていた海賊版サイト。著作権者には一切収益が入らない一方で、運営者はサイトの広告から巨額の収益を得ていたとみられ政府も問題視。特定のサイトへの通信をプロバイダー側が強制的に遮断する「サイトブロッキング」の措置を検討するとの方針を打ち出したことでも話題になった。
advertisement
7月9日14時25分追記
外務省に確認したところ、フィリピン入国管理局の発表については「承知しているが、詳細は確認中」とのことでした。
関連記事
「ダウンロード違法化」に全国同人誌即売会連絡会が反対 海賊版対策として「実質的な意味に欠ける」
ダウンロード違法化の対象範囲を拡大する政府方針に、コミックマーケット準備会やCOMITIA実行委員会などが参加する団体からも反対声明が。日本マンガ学会が静止画のダウンロード違法化に反対声明 「ユーザーの研究や創作を阻害する」
「著作物の享受や消費行為が、新たな著作物を創造する『生産行為』でもありうるという点が考慮されていない」「漫画村」裁判の原告が現状を漫画化して公開 拠点とみられる超高層タワーマンション特定方法も語る
「漫画村」運営者をどうやって特定したのか聞きました。「漫画村は違法か」判断の裁判、異例の判決延期に Cloudflareが判決数日前に答弁書
極めて異例の展開となりました。画像「無断転載」の情報開示請求、慣れたら10分でできる 裁判で約90万円勝ち取った写真家インタビュー
実体験を交えて語っていただきました。「漫画村」特定弁護士が海賊版サイト対策で提言 「運営者特定は可能」「ブロッキングの立法根拠存在しない」
「合理的な費用負担の範囲で侵害者を探知する方法がある」ときっぱり。海賊版サイトへの広告を排除へ CODAと広告関連3団体、抑止に向けて定期協議実施を決定
JIAAは会員社が海賊版サイトに関与していないかを調査中。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.