レビュー

漫画で紹介する「ストレンジャー・シングス」 一気見推奨、愛と友情と80年代をがつんと感じるすごいドラマ(1/2 ページ)

シーズン3配信開始!

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一度見始めたらやめられない

 最初にいっておきたいんだけど、このドラマをみるなら次の日に何も予定がないときがおすすめ。ためしに1話だけ、のつもりがシーズン1から最新シーズンまで、一気に爆走してしまう。今日の宿題も終わらせて、トイレも済ませて、食べ物と飲み物も手が届くところにおいて。ふかふかクッションとあったかい毛布も忘れないで。

 完璧なフォーメーションが整ったらさあいよいよ、深呼吸して、リストに入れておいた「ストレンジャー・シングス」を再生しよう!

momomosparkle

イラストレーター&デザイナー&漫画家。カリフォルニアのカレッジで2年間アートを学んだ後、美大を卒業、現在はフリーランスとして活動中。かわいいものや楽しいことが大好き。

謎が謎をよぶストーリー

 舞台は1983年のアメリカ、ホーキンスという小さな町。ウィル、ダスティン、ルーカス、マイクの4人はいつも集まってボードゲームをしたり無線機で遊んだりする大の仲良し。ある夜、いつものようにボードゲームをして遊んだ帰りに突然ウィルの行方がわからなくなってしまう。親友であるダスティン、ルーカス、マイクは謎すぎる失踪を不審に思い、マイクを探しに“闇の森”へ行く……。

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 そこで出会うのが謎の少女イレブン。超能力を使うことができる彼女は何者かに追われていた。子どもたちはイレブンを“エル”と呼び、マイクの部屋にかくまう。

 子どもたちと友達になったエルは、超能力を使ってマイクたちがウィルを探すのを手伝う。ウィルの母ジョイスや兄のジョナサンも必死にウィルを探すがみつからず、警察署長のホッパーに助けをもとめる。マイクたち、ジョナサン、ジョイスとホッパー署長、それぞれが捜査を進めていく中で、彼らにも次々と奇妙で恐ろしい出来事がふりかかる。

 ウィルはどこにいるのか? なぜ失踪したのか? エルは何者で、誰に追われているのか?

 謎が謎を呼ぶストーリーは、マイリー・サイラスやスティーブン・キングなど、数多くの著名な海外セレブや作家さえも虜にしてきた。全ての謎が明らかになっていくプロセスは、とてもスリリングで気持ちがいい!

80年代のエッセンス

 ボリューミーなヘアスタイル、鮮やかな色のセーター、ザ・クラッシュやシンディー・ローパー…音楽やファッション、小道具など、そこらじゅうにちりばめられた80年代のエッセンスもたまらない! ミレニアル世代には新鮮に、80年代に青春真っ只中だった世代にはノスタルジックに感じるだろう。

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 主人公たちのまっすぐさと、それに対して悪者はとことん極悪(なのです!)というオーソドックスな設定も、冒険ストーリーを思わせる。「スタンド・バイ・ミー」「E.T.」「グーニーズ」といった80年代のSF映画&冒険映画へのオマージュがこれでもかというくらいつめこまれていて、映画好きにはたまらない。90年代生まれでパパっ子、80年代カルチャー大好き人間の私は、新しさと懐かしさで大興奮しっぱなしだった。

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