ディズニーランドにキャッスルショーが帰ってきた！　ドナルドの夜＆ズートピアの昼ショーをじっくりレポート（1/2 ページ）

　東京ディズニーランドに、シンデレラ城前のキャッスルショーが帰ってきました！　昼はディズニー映画「ズートピア」のジュディとニックが登場、夜はドナルドが主役の炎と水が織りなす大迫力なショーを繰り広げます。どちらも初登場の見逃せないショーです。

ドナルドが主役！　ジャングルが舞台「オー！　サマー・バンザイ！」

　キャッスル・フォアコートにステージが設置されるのはなんと6年ぶり。6年前のキャッスルショー以降、シンデレラ城では「ワンス・アポン・ア・タイム」が披露されていました。その後、35周年に「Celebrate! Tokyo Disneyland」が期間限定で登場する……という歴史があります。

　その間、プロジェクションマッピングが取り入れられ、噴水がリニューアル。今年のキャッスルショーは、6年前よりもグレードアップしています。

　ショーのストーリーはというと――ある夏の日、ドナルドは庭に植えられた一輪の花に「大きくな～れ」とたくさん水をあげました。やがて花は増え、大きく成長します。たった一輪の花がなんとジャングルへと成長していく様子が、プロジェクションマッピングで演出されています。

　カラフルなジャングルを作り出してしまったドナルドは自分でもびっくり。気が付くと、陽気なアロハシャツ＆ストローハットの服装から王様姿にチェンジしています。ミッキーやグーフィーに促されて王座につくと、祝祭感あふれる音楽とダンスとともに水しぶきがあがります。

　ジャングルの動物や植物をイメージしたようなダンサーたちが、激しくときに妖艶に踊ります。吹き上がる水しぶきの中、アクロバティックに舞う姿がかっこよすぎる！　王座でマントをひらひらしながら楽しそうなドナルドと、おそろいのたすきを付けた衣装のミッキーとグーフィーが盛り立てます。

　グーフィーの紹介でダンサーのチップ＆デールが登場。どんぐり型のマラカスと打楽器を片手にノリノリで楽しい雰囲気に。歌姫クラリスも登場し、躍動感あふれる魅力的な歌声で盛り上げます。

　ミニーも王様ドナルドに贈り物――という流れで、赤や黄色の花々と舞う華やかなショータイムがスタート。ミニーがカラフルなフレアスカートを翻しつつキュートに踊ります。「一緒に踊りましょう！」とミニーがゲストを誘うので恥ずかしがらずに両手を上げて楽しみましょう！

　ミニーたちが退場すると一時暗転。眩いレーザーの演出の中でデイジーが登場します。赤く照らされたシンデレラ城を前にした情熱的で激しいダンスに、誰よりも最前列で見ているドナルドはメロメロ。ステージにハートがあふれかえります。

　その熱気でシンデレラ城に投影された火山が大噴火！　ステージ中央で、「マグマ3兄弟」が不気味な笑い声をあげます。どうやら火山を噴火させたことで呼び起こしてしまったようです。ステージの上で炎を吹き出させ、王様を煽ります。幾度となく燃え上がる炎にデイジーやダンサーも逃げ回ります。炎があがる度にキャッスル・フォアコートにも熱気がやってきます。

　しかし、王様ドナルド、負けていられません。ステージや噴水から水しぶきをあげ対抗します。ミッキー、グーフィーも応援。マグマ3兄弟も負けじと炎を出すと、さらにチップ＆デール、クラリス、ミニーとデイジーが応援にかけつけます。水しぶきと炎の応酬が続きます。

　そんな炎と水のコラボレーションのクライマックスは、びしょぬれになりそうな水しぶき。王様ドナルドのおかげで、激しい攻防がおさまりました。

　みんなに褒められてドナルドが照れてしまいます。ここからはマグマ勢もドナルドたちと一緒に踊ります。ホースによる放水も加わり、びしょ濡れ具合もショーの盛り上がりも最高潮。カラフルなパイロと大量の水が夜空へ高くあがりフィナーレを迎えます。