ジュースに含まれている糖分を角砂糖に換算するアプリ Twitterで「欲しい」と話題になりリリースが決定
とんでもない量の糖質が含まれていると分かります。
ジュースのバーコードを読みとることで、含まれる糖質を角砂糖に換算し表示してくれるアプリケーション「サトウさん」のデモ動画がTwitterで話題になりました。お蔵入りになっていたアプリだったものの、「欲しい」という要望が多かったため、開発者のDaiki Shimizu(@432daiki)さんはリリースを決定。8月16日にApp Storeで配信されます。
「サトウさん」の使い方はとても簡単で、スマートフォンのカメラでペットボトルやジュースのバーコードを読みとると、角砂糖に換算した炭水化物量を算出してくれます。Shimizuさんによると、バーコードから成分のデータベースにアクセスし、その内容からペットボトル全体の炭水化物の総量を計算し、角砂糖に換算しています。
ちなみに角砂糖1個あたりには約4グラムの炭水化物が含まれています。炭水化物とは一般的に糖質と食物繊維をあわせたものですが、角砂糖には食物繊維は含まれておらず、一般的なジュースにもほとんど食物繊維が含まれていないため、この場合は糖質量そのものを示していると考えても問題ないと思われます。さらに数値が出た後でボタンを押すと角砂糖が画面の中で降ってくるという演出があり、より感覚的に分かりやすくなっています。
糖質は、取り過ぎると肥満の原因となり糖尿病などの生活習慣病のリスクが高くなります。世界保健機関(WHO)は1日に摂取するカロリーの5%未満にすることを推奨しており、これを厚生労働省のエネルギーの食事摂取基準と日本食品標準成分表をもとに計算すると、平均的な成人の場合、男性では約34グラム、女性では約26グラムが糖質摂取量の上限となります。角砂糖に換算すると、男性で約8.5個分、女性で約6.5個分です。これに対して、例えば500mlのサイダーには角砂糖約13.8個分の糖質が含まれているのです。
リプライでは糖尿病予防の効果を期待する声もありますが、Shimizuさんは、あくまで参考値を表示するもので糖尿病の予防や食事療法などには適さないだろうとしています。とはいえ「糖質を取り過ぎない」という意識付けには使えるでしょうし、話題にすることで周囲の人々の健康に寄与できるかもしれません。
画像提供:Daiki Shimizu(@432daiki)さん
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