何で黄色じゃないの? 軽自動車なのに「白ナンバー」の謎
今さら聞けない「特別仕様ナンバープレート」、これ何?
クルマのナンバープレートは通常、自家用の普通車ならば「白」、軽自動車は「黄色」、タクシーやバスなどの事業用は「緑色」です。
しかしここ最近、街を走るクルマを見て「あのクルマ、軽自動車のはずなのにナンバーが黄色じゃないぞ?」「バスなのに白いナンバーって、アリなの? 何だかおめでたいデザインが入っているのもよく見かけるな」などと疑問に思ったり、驚いたりしたことはありませんか。
これは2017年から交付が始まった「特別仕様ナンバープレート」の一種です。2019年のラグビーワールドカップ、そして2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を記念して作られました。どちらも大会への寄付金を払うと「図柄入り」を、寄付金なしの場合は白地にロゴが入った「図柄なし」デザインの交付が受けられます。
この特別仕様ナンバープレートは、新車、中古車を購入して交付を受けるときはもちろん、実は既に所持しているクルマのナンバープレートも「これに変更」できます。
「軽だけれど白ナンバー」の特別感
特別仕様ナンバープレートは、登録車(普通車)も軽自動車も同じデザインなのがキモです。世界的大会を応援したい人はもちろん、この絵柄が気に入ったという人、そしてトータルデザインとして黄色よりも白の方がうちのクルマには似合うから、なんて人にも人気があるようです。
自家用車だけでなく、バスやタクシーなどの事業用車でも特別ナンバープレートを選択できます。この場合はきちんと見分けが付くように緑色の枠が付きます。
どちらも期間限定での受け付けです。ラグビーワールドカップ仕様は2019年11月末で終了予定。もちろん交付済みのナンバープレートは大会終了後もそのまま使えます。もし通常のナンバープレートに戻す場合や、クルマを廃車にする場合などは、希望すれば穴開け処理をしてもらって特別仕様ナンバーを記念に持っておくこともできるそうです。
関連記事
車のナンバープレート、ひらがなや数字の意味は? レアな「アルファベット」プレートも存在
ひらがなの部分、英語もあるって知ってた?国交省が東京五輪特別仕様のナンバープレートのデザイン募集 1月31日まで
デザインの発表は2017年夏を予定。大田区、ジャマイカ色のご当地ナンバープレートを交付終了へ
今後は黒を基調としたソリをデザインしたものに。府中市が「刃牙」ナンバープレート 「盗まれるのが心配になるくらい良い出来栄え」と作者も大満足
かっけーぞ!!!千葉県佐倉市で「ルパン三世」のナンバープレート交付
限定3000枚!
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.